1日、都内で行われた2005年流行語大賞授賞式で年間大賞に輝いたライブドアの堀江貴文社長(左)と自民党の武部勤幹事長。(撮影:吉川忠行)

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今年の世相を反映し、強いインパクトを残した言葉に贈られる「『現代用語の基礎知識』選、 2005 ユーキャン新語・流行語大賞」(日本通信教育連盟、自由国民社共催)が1日発表され、「小泉劇場」と「想定内(外)」が年間大賞に輝いた。

 同日、東京都千代田区の東京會舘で開かれた表彰式には、「小泉劇場」の“プロデ ューサー兼演出家”を担った自民党の武部勤幹事長や、ニッポン放送株問題でのフジテレ ビ側の動きを「想定内」と表現したライブドアの堀江貴文社長ら、トップ10に選ばれた流行語の関係者が登場した。

 9月の総選挙で当選した片山さつき議員ら「小泉チルドレン」と出席した武部幹事長は「主役はわたしではない。『小泉劇場』の主役は、国民のみなさんです」と話し、受賞について「まさに『想定外』」と喜びを語った。武部氏とともにステージに上がった堀江社長は「上半期に話題をつくると、下半期には忘れ去られてしまう。思いの外、生き延び、これはわたしにとって『想定外』のことだった」と述べて会場の笑いを誘った。

 新語・流行語大賞は今回で22回目。インターネット投票を基礎に「現代用語の基礎知識」編集部が絞った60語のうちから、藤本義一選考委員長ら5人の選考委員が10語を選んだ。年間大賞のほかにトップ10に選ばれた言葉と受賞者は次のとおり。

◇「クールビズ」    小池百合子環境相
◇「刺客」       (受賞者候補者辞退のため、受賞者なし)
◇「ちょいモテオヤジ」 主婦と生活社「LEON」 岸田一郎編集長
◇「フォーー!」    レイザーラモンHG
◇「富裕層」      すみしんウエルスパートナーズ 田中嘉一社長
◇「ブログ」      ブログ本「鬼嫁日記」作者 カズマさん
◇「ボビーマジック」  千葉ロッテ・マリーンズ サブロー選手、今江敏晃選手
◇「萌え〜」      完全メイド宣言

【了】