「8月19日に安室から届いた手紙は“謝罪”の言葉こそあったものの、当初の申し出を撤回する言及はなかった。これには社長もあきれ果てているそうです」(事務所関係者)

 安室奈美恵(36)の独立騒動が急展開を迎えている。彼女が所属事務所『ライジング・プロ』との関係を“奴隷契約”と断じ待遇の改善を迫ったのが今年5月。だが事務所が「一切拒否」の返答をすると一転して先の“詫び状”とも受け取れる手紙を送っていたのだ。

「彼女は『印税や報酬の割合の引き上げ』『原盤権の譲渡』など自分に有利な契約を要求していた。しかし事務所は『怒りを通り越して(中略)憐憫の情すら禁じ得ない』として損害賠償や刑事告訴の用意があると文書で送りつけた。すると彼女は急に『奴隷契約という発言は謝罪する』『揉めるつもりはなかった』と態度を軟化させたそうです」(芸能関係者)

 所属事務所の平哲夫社長(67)を『東京の父』として慕っていたという安室。だが、現在は双方が弁護士を立てて争っている。そんななか、一部週刊誌報道で浮上したのが、音楽プロモーターの西茂弘氏(54)の存在。「独立の仕掛け人」「黒幕恋人」とも報じられた彼は独立への関与や交際を否定しているが、安室自身は全幅の信頼を置いているようだ。

「実は、詫び状が届く前に西氏が人を通じて事務所に申し入れをしてきたんです。『彼女に謝罪させる。私が間に入るから、平社長と会う機会を設けてやってほしい』というものでした。でも彼は今回の独立騒動には関与していないと言っていたはず。今さら出てくるのはおかしいでしょう。その申し入れも、事務所は拒否したそうです」(前出・事務所関係者)

そもそも事務所側としては、安室が“奴隷契約”と言い出したこと自体不可解だという。

「彼女には、最低保障として毎月600万円が支払われていたそうです。グッズなどの売り上げはすべて折半。印税も含めると、年間1億円をゆうに超える収入を得ています。コンサートなどの赤字は事務所がかぶります。破格の扱いと言えますね」(前出・音楽関係者)
 
 今後、安室の言い分は通るのだろうか。前出の芸能関係者はこう語る。

「事務所から歩み寄ることはありえません。幹部の一人は『もう心が通い合っていたときには戻れない。これからはビジネスとして淡々と契約に基づいてマネージメントをしていく』と漏らしていました。“奴隷契約”のような不当な契約でない以上、彼女の一方的な申し出が法的に認められることもまずない。独立計画は完全に頓挫したと言えるでしょう」