ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、クリスマス休暇でブラジルへと向かった。だが、単なるバカンスというだけではない。将来のミランをつくるために、彼は少しも休まないからだ。ミラノからリオデジャネイロへ向かった同代表取締役は、２つの電話番号を控えている。一つはクラレンス・セードルフの、もう一つはサントス会長の番号だ。

ガッリアーニ代表取締役のカレンダーには、将来と１月のマーケットに関する２つの重要なアポイントメントが記されている。まずは指揮官に関する動きだ。ミランはマッシミリアーノ・アッレグリ監督の後任について大きく動いており、２人の名前が挙がっているのは周知のとおりだ。ボタフォゴでプレーするセードルフと、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督である。

セードルフは先週、ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長とローマで会っている。それに続いて、今度はガッリアーニ代表取締役と会談だ。将来のミランが生まれつつあるのかもしれない。

一方で、ミランは１月のマーケットに関しても積極的に動いている。アディル・ラミと本田圭佑の獲得に続き、ガッリアーニ代表取締役は３番目の補強として、カリアリMFラジャ・ナインゴランの獲得に迫っているのだ。合意までは本当にあと一歩となっており、要求額と提示額の差は約75万ユーロ（約１億円）のみ。クリスマス後にも最終的な合意に達するかもしれない。

また、ミランは放出にも動いている。サントスが再びFWロビーニョに関心を抱いていると知らせてきたからだ。ガッリアーニ代表取締役はブラジルでサントスの会長とも会うことになっている。