UQコミュニケーションズ、TD-LTE互換「WiMAX 2＋」サービスを提供開始！ヤマダ電機やニフティなど9社のMVNOも――まだ設置基地局は500程度

WiMAX 2＋がサービス開始！

UQコミュニケーションズは31日、2.5GHz帯におけるTD-LTE互換のWiMAX Release 2.1方式などによるデータ通信サービス「WiMAX 2＋」を提供開始したと発表しています。同日、ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機の3店舗にてサービス開始セレモニーが実施されました。

また、ヤマダ電機やエディオン、ノジマなどの家電量販店、ニフティやNECビッグローブなどのインターネット接続（ISP）事業者など合計9社も仮想移動体通信事業者（MVNO）としてWiMAX 2＋によるサービスを提供開始しています。

WiMAX 2＋は、新しく総務省から割り当てられたBWA用2.5GHz帯20MHz幅を利用し、世界的に急速に普及しだしている通信規格「TD-LTE」方式に互換性を持たせた「WiMAX Release 2.1」を中心に、既存のWiMAXサービスに加え、親会社のKDDIがau向けに提供する「FDD-LTE」方式（サービス名「4G LTE」）も利用できるトリプルネットワークサービスです。

対応するモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2＋ HWD14」（ファーウェイ製）が発売開始され、同時にサービスも開始されました。料金などのサービスについては、以下の記事にて詳細にまとめていますので、参照してください。
・UQコミュニケーションズが10月31日に新データ通信サービス「WiMAX 2＋」を開始！サービス内容や対応機種をまとめて紹介 - S-MAX

また、WiMAX 2＋では、既存のWiMAXと同様にMVNOも積極的に展開していくとのことで、周波数帯の割り当てからサービス開始までの期間が非常に短かったにもかかわらず、サービス開始と同時に以下の9社が提供を開始しています。

サービス名称	提供会社
au	KDDIおよび沖縄セルラー
YAMADA Air Mobile WiMAX	ヤマダ電機
BIC WiMAX	ラネット （取り扱い家電量販店：ビックカメラ、ソフマップ、コジマ）
ワイヤレスゲートWi-Fi＋WiMAX	ワイヤレスゲート （取り扱い家電量販店：ヨドバシカメラ）
エディオンネット	エディオン
nojima WiMAX	ノジマ
@nifty WiMAX	ニフティ
BIGLOBE WiMAX	NECビッグローブ
DIS mobile WiMAX	ダイワボウ情報システム
ネットワークコンサルティング	ネットワークコンサルティング

サービス開始当日に行われたセレモニーは、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaやビックカメラ有楽町店、ヤマダ電機LABI1 日本総本店の3店舗で実施されました。各セレモニーの模様は、以下にて動画で閲覧できますので、UQコミュニケーションズのキャラクターである青いガチャピンとムックによるWiMAX 2＋の説明も含め見てみてください。


「WiMAX 2+」サービス開始セレモニー ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 1 階にて - YouTube

「WiMAX 2+」サービス開始セレモニー　ビックカメラ 有楽町店 1 階にて - YouTube

「WiMAX 2+」サービス開始セレモニー　ヤマダ電機 ＬＡＢＩ１日本総本店 池袋にて - YouTube

なお、セレモニー後にUQコミュニケーションズ代表取締役社長の野坂昭如氏によると、サービス開始時点でWiMAX Release 2.1対応基地局は500局程度とのこと。発表会時には約1000局ということでしたので、少し遅れ気味なのかもしれないですが、WiMAX 2＋では既存のWiMAXサービスも利用できますので、エリア面ではWiMAXサービスで不満がなかった人は、さらに、auの4G LTEも利用できますし、問題なく利用できるかと思います。

エリアはサービス開始時に東京都内の環状7号線（東京都道318号線、通称「環七」）の内側、2013年度（2013年3月末まで）内に東名阪で約7000局、そして、2014年度末までに全国へ展開し、2015年度以降に現行WiMAXサービスと同等の約2万1000局に増加させ、その後もさらなる拡大を予定しています。

詳細な対応・対応予定エリアについて「サービスエリア｜UQ WiMAX - ワイヤレスブロードバンドで高速モバイルインターネット」から参照できますので、購入を検討している人はチェックしみてください。

記事執筆：S-MAX編集部