吉高由里子が『僕等がいた』女性限定試写会に登場 (撮影:野原誠治)

写真拡大 (全7枚)

 「一足お先に後篇を観て、どうでしたか?」吉高由里子の問いに会場から大きな拍手が沸き起こった。興行収入20億を超える大ヒットを記録している映画『僕等がいた』の前篇。4月21日の後篇公開を前に、女性限定の後篇試写会が行われた。

 主人公・矢野と七美の一途な思いが運命をも変える“最愛”を描いた壮大な純愛ストーリー『僕等がいた』。前篇は高校時代を中心に描かれ、“10代の恋”の映画として同世代から圧倒的支持を得た。後篇は一転、社会人となった主人公たちの過酷な運命に翻弄される“20代の愛”が描かれる。

 試写が終わった会場に吉高由里子が、映画とタイアップしているアパレルブランド「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」の衣裳に身を包んで登場。麦わら帽子を被った夏先取りの衣装を観客たちに足先までよく見せるために吉高は足をあげる。「あんまり上げ過ぎると変な写真撮られちゃいますね」と話し、会場を“吉高節”で沸かせた。

 司会とのトークの後、会場に集まったファンからの質問も受け付けられた。後篇で一番大変だったシーンについての質問には「七美が大人になって竹内と屋上で再開するシーン」と答えた。このシーンは、大人になった七美が竹内にあることを告白され、その回想に入るというもの。でも、実は、前篇の撮影中にこのシーンは撮られ「まだ(前篇の学生時代の)撮影が終わっていないのに、何を振り返れば良いんだ」と表情をつくることに苦労したことを明かした。司会から良い表情だったと言われると「顔、CGかも知れないですよ」とこれまた冗談を言い、会場に笑いを呼んだ。

 他にも、釧路と東京で撮影が行われて、その気温差や太陽の動きの違いに対処することが大変だったことも明かされた。時には朝6時から夜の10時過ぎまでの長時間撮影が行われ疲れと暑さで熱射病のような状態になってしまったこともあったようだ。「体力があると思っていた生田さんが膝から砕けました。」とその大変さについても語った。

 作品は、一部批評家からも「しっかりした出来の作品」と言われているが、その裏にはこんな過酷な撮影を乗り越えた苦労があったからなの知れない。

 最後に会場のファンと記念の写真を撮影。和やかなイベントとなった。

 『僕等がいた』後篇は、4月21日(土)から全国ロードショー。

『僕等がいた』公式サイト
『僕等がいた』特集