イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は、3日のエストニア戦から戻ってきて、「近く選手たちと話して、君らに次のメンバーを明かすだろう。駆け引きなどしない」と語っていた。そして、同監督はこの言葉どおりに実行している。イタリア代表は7日、フェロー諸島とEURO12予選を戦うが、プランデッリ監督は試合を前に先発メンバーを明らかにしたのである。

プランデッリ監督はスタメンについて、6日の記者会見で次のように語った。

「ヴィヴィアーノ、デ・シルヴェストリ、ボヌッチ、キエッリーニ、アントネッリ、モントリーヴォ、ピルロ、デ・ロッシ、ロッシ、ジラルディーノ、カッサーノだ。(足首を痛めていた)ロッシはやれる。左利きの選手を右に置く形を試したいんだ。私は、イタリア代表での未来を持つクオリティーと、その年齢の選手たちを見たいと思っている。ヴィヴィアーノ? 彼とシリグは互角だが、すでに予定していたチョイスだった」

また、試合が行われるフィレンツェについて、フィオレンティーナを率いていたプランデッリ監督はこのように話している。

「フィレンツェは私にとって、プロとしての関係以上の、特別な何かを表している。すぐに街と良いフィーリングを築けたんだよ。ここで何年も仕事をしたかったが、代表にノーと言うことはできなかった。でも、フィレンツェは私の街だと考えている。きっと感動するだろう」

モントリーヴォ、ジラルディーノ、デ・シルヴェストリと、フィオレンティーナの選手たちが出場することについて、プランデッリ監督はオマージュではないと強調し、こう語った。

「モントリーヴォとジラルディーノのことはニュースじゃないだろう。デ・シルヴェストリはこのグループに長く残るポテンシャルを持っている。変更? 主にサイドでのことであって、チームを大きく変えるという問題にはならないと思う」

また、プランデッリ監督は「プレーしようとするチームを見たい。人間として、緊張感が落ちるのはあり得るだろうが、そういう過ちを避けるようにしなければいけないことも分かっているよ。勇気を持ち、力を出し惜しみしないチームを望んでいる」とコメント。フェロー諸島については、「このチームはエストニアとの試合で、90分までリードを奪っていたんだ。ただ、我々がうまくやれば勝てるはずだ」と話している。