韓国の広報専門家ソ・ギョンドク教授が、韓国に居住する20〜30代の日本人留学生と観光客314人を対象に実施した竹島(韓国名:独島)問題や首相談話などについてのアンケート調査の結果が発表された。韓国メディアが30日に明かしたもので、注目が集まっている。

 調査の結果、「100年前に日本が韓国を強制占領した事実を知っていますか」という質問については、84.4%が「知っている」と回答。また、「日本首相の謝罪談話についてどう思うのか」との質問には「適切だった」が59.9%、「不足している」が28%を占めた。

 特に「独島はどの国家に属するか」という質問には、「よく知らない」との回答が59.9%、「日本の領土だ」が31.5%、「韓国の領土だ」が5.7%だった。慰安婦の問題に関する質問では64.9%が知らないと回答したという。韓国メディアは「これらの結果は日本の歴史わい曲がまだ深刻だということを示す」と主張した。

 調査の結果についてソ教授は、「日韓強制併合から100年が経過したが、過去の歴史を清算すると同時に、いち早く正しい歴史に立て直し、東北アジアの平和と繁栄のために力を合わせるべき」との考えを示した。

 ソ教授は、韓国・誠信女子大学の客員教授で「韓国広報専門家」として知られている。2005年からニューヨークタイムズなどの米紙に竹島問題や日本海の呼称問題における韓国の主張を広くアピールしてきた。2008年には『ごめんね、独島』というドキュメンタリー映画も企画した。(編集担当:永井武)



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