ユヴェントスからプレミアリーグへの移籍が噂されていたのは、もはや遠い昔のことと言える。GKジャンルイジ・ブッフォンは南アフリカ・ワールドカップを前に、ユヴェントス残留への想いを強調した。

「僕はすでにユーヴェに多くをもたらしてきた。でも、ユーヴェでサッカー選手が願うものすべてを受け取れたのも事実なんだ。ピッチの上でも外でもね。ファンは自分を愛してくれているし、僕にとってこれはとても大きな意味があるんだよ。僕としては関係を続けたいと希望している。彼らもそうだと思う」

ブッフォンの代理人はこれまでに同選手の残留を繰り返してきたが、本人もイタリア代表のキャンプ地から同じことを強調している。

「今は選手が望めば出ていける時代だ。でも、ユヴェントスには僕を引きとめたいという強い願いがあるのが分かる。そして、僕が残りたいのも分かるだろう。今の僕や幹部、ユーヴェのファンが関心あるのは、ユヴェントスにふさわしいメンタリティーを持った選手がいるかどうかだ。ユーヴェに来たら、このユニフォームのために血を流さなければならない。今季のリーグ戦は、(昨季終盤に解任されたクラウディオ・)ラニエリが問題だったわけじゃないことを示した。僕らのサイクルは終わっていたんだ。それに僕らも気がつかなかったんだよ」