宮本笑里
 2006年10月から12月に掛けて上野樹里と玉木宏の主演によりフジテレビ系月9枠でドラマ化され、アニメでも“ノイタミナ”視聴率記録を更新するなど、日本中に一大クラシックブームを巻き起こした二ノ宮智子・原作「のだめカンタービレ」。今月9日からフジテレビ“ノイタミナ”にて放送開始(毎週木曜24時45分から、初回のみ24時50分から放送)となるアニメ「巴里編」のオンエアを前に2日、東京・NHKホールにて「のだめオーケストラコンサート〜 アニメ版・巴里編〜」が行なわれた。

 チケットは早々に完売となり、のだめオーケストラの他にも、第2部ではフジテレビの軽部真一・加藤綾子アナウンサーによる進行の元、ゲストとしてヴォーカル・グループのゴスペラーズと、ヴァイオリニストの宮本笑里も出演。ゴスペラーズはアニメのオープニングテーマ「Sky High」を披露。元世界的オーボエ奏者・宮本文昭の娘でもある宮本笑里は、クレモンティーヌの娘・solitaとのコラボレーションによるエンディングテーマ「東京 et 巴里」を、solitaの映像に合わせて華麗に演奏した。

 また、毎回アニメ内のどこかに必ず登場するというお笑い芸人・髭男爵の二人が、“巴里からのお客様”としてワイングラス片手に登場。自身の姿が初めてアニメ化されたことに関して、「貴族でよかった!プロフィールに“パリ出身”と書いておいてよかった」と会場の笑いを誘った。以前から「のだめカンタービレ」原作、アニメ、ドラマのファンだという山田ルイ53世からは、「今後はアニメだけでなく原作コミックやドラマ版にも登場したい」という野望も飛び出した。

 10月15日には、この日演奏された「ボレロ」「魔法使いの弟子」など、アニメ「のだめカンタービレ巴里編」の世界を彩るクラシックの名曲を収録したアルバム「のだめカンタービレ巴里編」が発売。11月12日には宮本笑里 × solitaによるエンディングテーマ「東京 et 巴里」が発売となる。

宮本笑里 × solita
「元世界的オーボエ奏者」宮本文昭の娘と「フレンチ・ボサノヴァのディーヴァ」クレモンティーヌの娘という、日本とフランスふたりのサラブレッド同士による、インターナショナルコラボレーション。ヴァイオリニストである宮本笑里は、フジテレビ系ドラマ「のだめカンタービレ」オーケストラのメンバーとしても出演、デビュー以来「smile」「tears」2枚のヒットアルバムをリリース、今最も注目されるヴァイオリニストのひとり。シンガーであるsolitaは、15歳でありながら母クレモンティーヌとともに既にCM、映画、テレビ番組テーマ曲などでその歌声を披露。地元フランスではモデルもこなし、新しいフレンチロリータとして注目を集めている。

のだめカンタービレ巴里編
原作:二ノ宮知子(「Kiss」連載中/講談社)
監督:今千秋
シリーズ構成:榎戸洋司
アニメーション制作:J.C.STAFF
キャスト:川澄綾子(野田 恵)、関 智一(千秋真一)、松風雅也(黒木泰則)、伊藤静(ターニャ)、浅沼晋太郎(フランク)
放送局:フジテレビ、関西テレビ、東海テレビ、テレビ西日本、新潟総合テレビ ほか
製作:のだめカンタービレ巴里編製作委員会
(C)二ノ宮知子・講談社/のだめカンタービレ2製作委員会

宮本笑里ゴスペラーズ - アーティスト情報
テレビアニメ「のだめカンタービレ 巴里編」公式サイト

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