■第11試合　EXC世界ミドル級選手権試合／5分5R
【王者】ロビー・ローラー vs 【挑戦者】スコット・スミス
○[2R2分35秒／TKO]×

リードジャブで距離を測るスミスは、ローラーの左ミドルに、ローキックを返していく。いきなりの左ハイキックを放つローラーだが、前足に連続で右ローを受ける。右ストレートから右ハイキックを見せたスミス、この動きを皮切りに両者の距離が一気に縮まり、パンチが交錯する。

再び距離を取った両者、スミスが組み付いて首相撲からヒザは放つが、ローラーが態勢を変えてケージにスミスを押し込む。エルボーを放つスミスが、王者をケージ中央に押し戻し、再びハイキックを見舞う。しっかりガードしたローラーは、スミスが出てくるところに右ストレート。右ジャブ2発から左ストレートを打ち抜くと、ローキックは重い左を振るう。

1R残り時間1分を切り、ハイを2発放ったローラーの顔面にスミスの右ストレートがヒット。バランスを崩したローラーに、スミスが追い打ちをかけるが、エルボーを2度空振るなど、決め切れず1Rが終了した。

「スコッティ」コールのなか、2Rがスタート。ローラーがスーパーマンパンチから、スミスをケージに押し込む。エルボーの連打で応えたスミス、額をカットしたローラーが左右のフック、首相撲からのヒザ蹴りで押し返す。ダーディ・ボクシングで左フックを放ち、続いて右フックから首相撲と王者の手数が上回ってきたラウンド中盤、ボディへの左ヒザ4連発でスミスは遂にダウン。パウンドを嫌がり、立ち上がろうとしたスミスの顔面にローラーがヒザを2発見舞う。再び亀の態勢を取りグラウンドで固まる挑戦者のボディを、ローラーが蹴り上げたところで、レフェリーのハーブ・ディーンが割って入り試合終了を宣言。2R2分35秒TKOで勝負が決した。

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