「星つむぎの歌|今ここ私」<br>2008年01月23日発売<br>1,000円 (税込) / MUCD-5125

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 2003年12月に発表したシングル「Jupiter」でのデビューから4年3ヶ月、先月13日にベストアルバム「Jupiter〜平原綾香ベスト〜」を発表した平原綾香。同作に先行して今年1月に発表された新曲「星つむぎの歌」が19日3時28分(日本時間)、スペースシャトルエンデバー号のウェイクアップコールとして宇宙で流れた。

 米国航空宇宙局(NASA)は11日15時28分(日本時間)、土井宇宙飛行士が搭乗し、「きぼう」日本実験棟 船内保管室を搭載したスペースシャトル「エンデバー号」をフロリダ州NASAケネディ宇宙センターから打ち上げた。ウェイクアップコールとは、ジョンソン宇宙センターから宇宙飛行士を起こす通信で、そのコール時には搭乗している宇宙飛行士に縁のある曲が流される。

 「星つむぎの歌」の歌詞は、JAXAと山梨県立科学館が中心となり、応募数2690件の詩の一篇一篇を作詞家・覚和歌子の監修により作成された宇宙連詩。作曲は財津和夫が担当し、中学時代を山梨県で過ごした土井宇宙飛行士への応援歌として贈られた。土井宇宙飛行士はこの曲のCDと共にエンデバー号に搭乗しており、国際宇宙ステーションの日本棟「きぼう」にも収められた。

 現地フロリダを訪れ、11日の打ち上げを見た平原綾香は以下のように述べている。

「この度は、土井さんをはじめJAXA様からご招待を受け、スペースシャトルの打ち上げを拝見するという貴重な体験をさせていただけたことに感謝いたします。私は発射台から6.5kmほど離れたところで見たのですが、打ち上げの瞬間はまるで昼間のような明るさになり、爆音とともに雲の中に消えていくシャトルに釘付けで、あっという間の出来ごとでした。とても宇宙を身近に感じ、星つむぎの歌に参加された多くの皆さんと一緒に見ている気持ちでした。シャトルの中に星つむぎの歌のCDがあって土井さんをはじめとする宇宙飛行士の方々と宇宙に行っていることが本当に光栄です。(発射を見に行く直前に土井さんの奥様からのお手紙を、大学時代の天文同好会の方々から頂戴して、土井さんがCDを携行してくださっていることがわかりました。)宇宙飛行士の皆さんが国境を越えた協力をして、宇宙ステーションの建設が滞りなく進むこと願いつつ、土井さんが16日間の宇宙滞在とミッションを終えて無事ご帰還されることをお祈りしています。帰還後にチャンスがあれば是非土井さんにお会いして、宇宙から見た地球のお話をお伺いしたいと思ってます。」

平原綾香 - アーティスト情報
JAXA - 宇宙航空研究開発機構

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