バロンドール2位、FIFAワールドプレイヤー3位、そしてフランスの“レキップ”紙が選ぶベスト・イレブンにも選ばれ波に乗るマンチェスター・ユナイテッド所属のポルトガル代表MFクリスティアーノ・ロナウドは、レアル・マドリー行きをすでに視野に入れているようだ。彼の気持ちは決まっており、11月末にオビドスで行われたポルトガル代表合宿でもチームメイトに明言したとスペイン紙“アス”が報じている。

 滞在先のホテルで代表のチームメイトらとヨーロッパのリーグで最も調子のいいチームについて話していた時のこと、C・ロナウドが爆弾宣言。「来シーズン、僕はレアル・マドリーでプレーするだろうね」。

 マンチェスター・ユナイテッドとの新契約では、彼の違約金は7000万ユーロ(約115億円)以上になっている。まずは双方が合意することで、この莫大な違約金を支払わなくてすむ。同じポルトガル代表のMFナニのブレイクにより、チーム内でのメディア的な重みが軽くなってきており、他の交渉もふまえ、マンチェスター・ユナイテッドは6000万ユーロ(約99億円)辺りから交渉を始めるのではと予想される。いずれにしても破格の値段であるが…。

 C・ロナウドの代理人ジョルジュ・メンデス氏は、すでにレアル・マドリーとコンタクトをとっており、マンチェスター・ユナイテッドと話すためシーズンの終わりを待っているところだという。「クリスティアーノは、ユナイテッドをとても気に入っている。だが、彼にとってもレアル・マドリーにとっても絶好のチャンスだ」とコメント。

 数日前にもレアル・マドリーが来夏にもC・ロナウド獲得に動くと報じられたばかり。選手の意思がカギになるとすれば、C・ロナウドとレアル・マドリーは相思相愛。移籍金の額がポイントとなるだろうが、22歳という年齢から今後数年間は現在のパフォーマンスを維持できると考えれば、レアル・マドリーにとっては妥当な額の投資と言えるのかもしれない。来夏一番の注目となるであろうこの移籍話は果たして…?

(スペイン通信)