アメリカの調査チームは、太平洋戦争中に南太平洋のソロモン諸島沖で沈んだ旧日本海軍の戦艦「比叡」を水深およそ1000mの海底で発見した。NHKニュースが報じた。

調査チームによると、1月31日、ソロモン諸島のサボ島の北西の深さ985mの海底で、戦艦「比叡」を発見したという。

旧日本海軍の歴史に詳しい専門家が映像を分析したところ、船体のおよそ3分の1が切断されているとみられ、大きな爆発によって沈没した可能性が高いことが初めて分かった。専門家は「比叡は太平洋戦争の主要な戦いに真っ先に投入され、歴史的な場面にたくさん登場してきた戦艦で、歴史的に謎だった部分が解き明かされることはとても大切だ」と述べ、発見の意義を強調した。

調査チームは今後、潜水艇で撮影した船体の写真などを順次公開し、研究や調査に役立てたいとしている。

戦艦「比叡」見つかる 太平洋戦争中に沈没 謎の解明も…(NHKニュース)