Twitterで謎の通知が多発、原因はアプリ内部向け通信の可視化バグ
10月17日未明ごろ、Twitterアプリが謎の英数字の羅列を通知してくる不気味な現象の報告が多数ありました。

一時はTwitter の CEO Jack Dorsey も「把握はしている。対処中」「直ったはず。なぜ発生したのか究明中」と原因不明でしたが、後のTwitter公式サポートによると、正体は「Twitterのサーバとモバイルアプリがバックグラウンドで通信する際に使われる、通常は表示されないプッシュ通知が、何らかのバグで表示されてしまったもの」とのこと。

発生していた謎の通知はこんな感じ。一定桁の意味不明な英数字列とコロン、後ろに数字の形式です。

実際にタップしても誰かのツイートにつながるわけでもなく、通知欄が開くだけでした。

場合によっては短時間にロック画面を埋めるほど届いたため、夜中にふと確認して一体何が起きたのかと不安になったユーザーの声はすぐトレンドになり、スクリーンショットが大量にツイートされる騒ぎになっていました。


Twitter Supportによれば、これはTwitterのサーバとアプリが通信する際のメッセージで、通常はユーザー向けには表示されず内部で処理されるはずが、何らかのバグによりユーザー向けに読める状態になってしまったもの、とのこと。問題はすでに修正済み。

というわけで、これが見えたからといってユーザーに特にセキュリティ上のリスクがあったり、特定のユーザーが乗っ取られた結果だったり、あるいは何か聞こえてはいけない声が暗号で届いてしまった etc ではなかったようです。

蛇足。特に今回の件についてではありませんが、スマホやPCなどで一見無意味な英数字の羅列が表示されたように見えても、簡単な処理をすれば読める「文字化け」であったり、ユーザーを特定できる固有の番号や文字列が含まれていたり、何らかの情報が得られることは少なくありません。

自分に理解できなくても、あまり簡単にスクショしてツイートはしないほうが自衛のためには無難です。