D・コスタ出場3連発もアトレティコがホームでセビージャに先勝を許す… バレンシアも先勝!《コパ・デル・レイ》

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▽コパ・デル・レイ準々決勝1stレグのアトレティコ・マドリーvsセビージャが17日に行われ、1-2でセビージャが先勝した。

▽5回戦で3部所属のリェイダに大勝(AGG:7-0)したアトレティコが、2部所属のカディスに快勝(AGG:4-1)したセビージャをホームに迎えた1stレグ。直近のリーグ戦でエイバルに辛勝したアトレティコは、その試合からスタメンを6人変更。ガメイロやアンヘル・コレア、トーマス、GKオブラクらに代えて古巣対決となるビトロやジエゴ・コスタ、ガビ、GKモジャらをスタメンで起用した。

▽一方、直近のリーグ戦で降格圏に沈むアラベスに惜敗したセビージャは、その試合からスタメンを7人変更。イェデルやノリート、ヘスス・ナバス、ケアーらに代えてムリエル、フランコ・バスケス、エンゾンジ、ホアキン・コレアらをスタメンで起用した。

▽2009-10シーズンの決勝で優勝を争った両者の一戦は、立ち上がりから一進一退の攻防が続く。すると10分、セビージャはフランコ・バスケスからの横パスをボックス手前で受けたサラビアが反転からふらりと浮かせたシュートでゴール右隅を狙ったが、これはわずかに右へ外れた。

▽ピンチを凌いだアトレティコの反撃は13分、コケの右CKをジエゴ・コスタがヘディングで流し込むも、主審はポジション争いでファウルの判定を下しゴールは取り消された。19分には、中盤で獲得したFKからガビがボックス内へロングパスを供給すると、ボックス左のリュカが頭で折り返し、最後はジエゴ・コスタが頭で合わせたが、これはGKセルヒオ・リコの好守に阻まれた。

▽セビージャは27分、自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、右サイドを持ち上がったサラビアのラストパスをボックス右で受けたJ・コレアがシュート。さらに41分には、エスクデロがバイタルエリア手前からロングシュートでゴール左上を狙ったが、共にシュートはGKモジャのセーブに防がれた。

▽ゴールレスで迎えた後半、アトレティコはビトロを下げてA・コレアを投入する。膠着状態が続く中、アトレティコは68分にもグリーズマンを下げてカラスコをピッチに送り出した。

▽すると73分、右サイド深くで獲得したFKからコケがクロスを供給すると、相手DFのクリアをボックス手前で拾ったカラスコがシュート。これは相手DFに阻まれるもこぼれ球をボックス左のジエゴ・コスタがダイレクトでゴール右隅に流し込み、アトレティコが先制した。なお、ジエゴ・コスタは復帰後出場の3試合で3連発となった。

▽先制を許したセビージャは75分、フランコ・バスケスを下げてヘスス・ナバスを投入。すると80分、右サイドから仕掛けたヘスス・ナバスがクロスを上げると、ブロックに入ったリュカに当たったボールがゴールに向かう。これにGKモジャは反応し切れず、弾いたボールはそのままゴールに吸い込まれた。

▽勝ち越しを狙うアトレティコは、83分にコケを下げてトーレスを投入。対するセビージャは、84分にムリエルを下げてイェデルを投入した。すると、この交代が功を奏したのはセビージャ。

▽88分、相手のクリアボールを中盤でバネガが前線に繋ぐと、前線のイェデルが頭で流しボールに反応したJ・コレアがゴール前まで持ち込み右足アウトサイドでボールを流し込んだ。結局、このゴールが決勝点となり、セビージャが敵地で先勝を飾った。

▽また、同時刻開催となったもう一試合のバレンシアvsアラベスは、2-1でバレンシアが勝利した。試合が動いたのは、ゴールレスで向かえた後半。66分、バイタルエリア中央手前でボールを受けたソブリーノが豪快に右足を振り抜くと、このシュートがゴール左に突き刺さり、アラベスが先制した。

▽先制を許したバレンシアは、71分にビエットに代えてサンティ・ミナを投入。すると73分、ボックス右付近でパスを受けたゴンサロ・ゲデスがクロスと見せかけ直接ゴールを狙うと、GKシヴェラの弾いたボールがそのままゴールに吸い込まれた。

▽振り出しに戻った一戦は、77分に動きを見せる。右サイドから仕掛けたゴンサロ・ゲデスを倒したアドリアン・ディエゲスにこの試合2枚目のイエローカードが提示され退場となる。

▽数的優位となったバレンシアは82分、サンティ・ミナのスルーパスをボックス左で受けたロドリゴ・モレノが左足のダイレクトシュートをニアサイドに突き刺し、勝ち越しに成功した。結局、試合はそのまま2-1で終了。逆転勝利のバレンシアがホームで先勝を飾った。