ロジャー・フェデラー、アンディ・マレー【写真:Getty Images】

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チャリティ戦、地元伝統衣装でプレーが話題…対戦マレー「想像よりずっと良かったよ」

 王者がスカートを穿いた!? 男子テニスの世界ランク2位、ロジャー・フェデラーが7日(日本時間8日)、スコットランドで行われたチャーリティマッチでアンディ・マレー(英国)と対戦。スカート状のスコットランド伝統衣装「キルト」を穿いてプレーした様子を自身のツイッターで公開し、「足、綺麗だね」「君はセクシーだ」と話題を呼んでいる。

 颯爽とコートを駆けるフェデラーの腰回りがひらめいていた。7日にスコットランドで行われたチャーリティマッチ。地元出身のマレーとの対戦で王者がユーモアたっぷりな一面を見せた。いつもと変わらぬ軽快にショットを放つ一方、カメラにスカートの裾持ってポーズを取り、乙女っぽく笑顔ものぞかせ、ファンを喜ばせていた。

 自身のツイッターでも青のタータン柄でバックハンドでレシーブする“スカート・フェデラー”の画像を公開。ファンに驚きと笑いの声が次々と上がっていた。

「我が目を疑うとはこのことだ」「驚愕のロジャーを目にしてしまった」「君は優美でセクシーだった」「何を着ても似合ってしまうのがフェデラーだ」という声とともに「足、綺麗だね」「僕とお付き合いしてください」というあらぬ方向のコメントも飛び出し、返信欄は笑いに満ちていた。

フェデラーもユーモアたっぷり「スカートを脱いだ時は裸にされた気分だったよ」

 さらに、英国メディアも続々と反応。公共放送「BBC」スコットランド版は「チャーリティマッチでフェデラーがマレーを打ち負かすために引き出したスカートと帽子の大笑い」と見出しを打って特集。記事によると、第1セット終了時のインタビュー中に「誰か僕にスカートを持ってきてくれたら、それを履いてプレーするよ」と突然、言い出したという。

 すると、一人の女性ファンが名乗り出て自身が持っていたスカートを渡し、マレーはフェデラーからプレゼントされたタータン柄の帽子を被らされ、プレーすることになったことを紹介している。「スコットランドでの試合、ロジャー・フェデラーはスカート姿でアンディ・マレーに応戦」と特集した英紙「ミラー」は試合後のフェデラーのコメントも紹介している。

「僕が衝撃を受けたのは、どれほどの速さでスカートの準備が整ったかということだった。とてもナイスで着心地が良く、重量もあったから、スカートを脱いだ時は裸にされた気分だったよ」とユーモアたっぷりに話し、マレーはフェデラーのスカート姿に対して「想像していたよりもずっと良かったよ」とコメントしたことを伝えている。

 普段はお目にかかれない姿でファンを喜ばせたフェデラー。強さだけでなく、常に観る人を楽しませようとする精神が一流として愛される要因になっているのだろう。