オーストラリアDFと競り合いながら何度もボールを懐に収めた大迫。味方が攻め上がる時間を作った。(C)SOCCER DIGEST

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[W杯アジア最終予選]日本 2-0 オーストラリア/8月31日/埼玉
 
 オーストラリアとの大一番で、安定したポストプレーを見せ、攻撃を牽引したのが大迫勇也だ。
 
 ひとりで前線に残り、味方からのロングボールを受けた大迫は、屈強なオーストラリアDFと渡り合いながら、ボールをキープ。チームメイトの攻め上がりを促した。もっとも本人はワールドカップ出場の喜びを噛みしめる一方で、ゴールを奪えなかった悔しさも感じているようだ。
 
「ゴールを狙っていたので残念でした。相手と戦うことは意識していましたが、やっぱりゴールが欲しかった。もっと心強い選手になりたいです」
 
 さらに、約1年後のワールドカップにも危機感を抱く。
 
「(ワールドカップに向けては)まだまだこれから。このままじゃ勝てない。まだ1年あるので、みんなで成長したい。やっぱりゴール。ゴールで納得させられるようになりたい」
 
 ハリルジャパンの前線の核となった男は、ロシアの地でストライカーとして輝く時を待つ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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