これって運命?声フェチから結婚も!本当にあった素敵すぎるラブストーリー3つ

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「運命」や「ロマンチック」なんて言葉がリアルに感じられない現代の日本。
黄金の国ジパングと称された魅惑とミステリアスの国も、今では先進国として理屈っぽいおじさんたちに支配された、合理性を尊ぶ社会となり、機械的な時を日々刻んでいます。チクタクチクタク…。

そんな時代でも、毎日世界中で恋が生まれ、ドラマティックなラブストーリーが織りなされているという現実。そう、「運命」は他人事じゃないのです!

◆キセキみたいなラブストーリー


たくさんのマイナスワードで否定されてもいい。ただ、運命やロマンチックは必然的に訪れる日常の中のキセキだってこと!
これからお話するのは、毎朝同じように起きて仕事に行って…という繰り返しの日々に突然舞い降りた3つのラブストーリーです。

◆運命の赤い糸は…インターネット


「ネットでの出会いなんて危険だし、相当モテない人がやるんじゃないの?」そんなイメージはもう昔の話。今や出会いのきっかけの上位5位以内に入るのではないでしょうか。

とある正反対の男女の出会いのきっかけも「ネット」でした。
女性のほうは、海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサみたいに、男性をスポーツカーのように乗りこなす反面、気前が良く、友人を大切にし、かつユーモアに富んだ性格。

男性のほうは真面目に仕事をこなし、出世街道まっしぐら。ルックスはいいのにテレビゲーム好きな奥手タイプ。こちらも家族や友人を大切にし、普段は表に出さないけれど本当は、ユーモアに富んだ人でした。

2人はなかなか現れない“運命の人”を求めて、最後の砦として某アプリに登録しました。彼と彼女はすぐに出会い、たくさんのメールと電話を交わし、遂に初めてのデートをします。

意外にも、異性に慣れているはずの女性のほうが緊張していました。男性は落ち着いてリードしてくれたそうです。
そのお陰で会話が弾み、運命としか言いようのない共通点がたくさんあることがわかりました。

そして、2人とも純粋な恋愛を求めていたので、その日のうちにお付き合いすることに。
少しの準備期間を経て一緒に住んだ後、ごく当たり前のように結婚しました。

もしアプリに登録していなかったら出逢うことのなかった2人。きっかけが何であれ、人生の伴侶と出逢えたのだから結果オーライですよね。
ただ、くれぐれも怪しいアプリ&男性には気をつけましょう。

◆バーから始まる純粋な愛


これはわたしが通っているネイルサロンのスタッフさんから聞いたお話です。

大学を卒業したばかりの女の子が、男友達とバーに飲みに行きました。会話も弾み、「男女の友情もいいなあ」と思った矢先、カウンターの奥のほうからものすごく「いい声」が聞こえてきました。
彼女は声フェチ。渋くて人生に深みのあるような、なんとも言えない男の声にうっとりします。

「顔が見たい!」と体が震えるほど強く思いましたが、その男性は女性と一緒に来ている様子。邪魔をしてはいけないと自分に言い聞かせ、男友達との会話に集中しようとするものの、声の主が気になって仕方ありません。

ついに男友達にその想いを伝え、なんとか声をかけるチャンスをうかがうことに。
トイレに立ち、ゆっくりと歩を進めながら声の主の顔を確認すると、年の頃は40代半ばくらい。円熟した印象のスーツ姿の男性で、言葉づかいなどから、連れの女性とは仕事の付き合いだということがわかりました。

こういう時の女性ってシャーロック・ホームズ顔負けの洞察力と素晴らしい勘を発揮するみたいです。
「イケる!」と思った彼女は、声の主がお会計をしている最中にアタック大作戦を試みました。

名刺に電話番号を書いたものを渡しながら「ずっと素敵だと思って見ていました。よかったら連絡ください」と言って、とっておきのスマイルで見送ったのです。

それから2週間後…やっとのことで連絡がきました。
彼女にとって長い長い時間であり、「やっぱり既婚者だよね…」と諦めていたところだったので、これが駆け引きだとしたら、声の主のおじさまはその道のプロでしょう。

連絡するまで時間がかかった理由は、20歳以上年下の女の子からナンパなんて、美人局かなにかじゃないかと怪しみ連絡を躊躇していたこと、だそう。

ちゃんとした会社の名刺だし…とおじさまが勇気を出して連絡し、デートへ。男性はバツイチでシングル。しかも何年もの間シングル…!

すぐに結婚の運びとなり、今は赤ちゃんも産まれ3人で幸せに暮らしているそうです。
フェチが運命の赤い糸をたぐり寄せる!あなたにもし何らかのフェチがあるなら、それは王子さまを探す手がかりに違いありません!!

◆主治医が恋人になる3ヶ月計画!


自分の主治医を意識したことはありますか?しかも相手は歯医者さん。
大口を開けて、ヨダレ垂らした顔をさらすような相手です。きっと鼻の穴という名のワンダーランドだって丸見えでしょう。

次のお話は、自分の通院している歯医者さんに恋した女の子のお話です。
彼女はその歯医者さんに行き始めて5年以上経っていました。歯にアクシデントがあると行く程度なので、通院といってもみっちり通っていたわけではありません。

ある日、虫歯と親知らずがWパンチで痛み出して通院することに。
久々に会った歯医者さんは、なんだかとても魅力的に見えました。マスクしているのに!!

今まで何年も気にならなかったのに、いきなりです。こういうことってあるんですよね。本当に謎ですが…。
彼女は3ヶ月の通院を経て治療が終了し、最後の日に彼をお食事に誘いました。なんだか女性のほうが積極的なパターンが多いですね。

戸惑いつつもOKをくれた歯医者さん。帰り道はスキップが天まで届くようだったそうです。
1ヶ月後に食事に出かけ、お付き合いすることに!

こんなふうに、それまで意識してなかった相手が、急に恋人候補になることも結構あるようで。
周りにナイスガイなんて誰もいない!絶対にいない!と思っていても、実は近くにいたりするものです。よーく目をこらして!

◆運命は実際、近くにある!?


「出逢いがない」が口癖になっている女性はたっくさんいますよね。
それはたぶん、出逢いがないのではなく、タイミングが今じゃないだけ。ある日突然、訪れます。

「えっ…」と思わず、ぽーっと立ち尽くしてしまうようなタイミングで恋はやってきます。まさに「あ、今落ちた」って感じです。

だから、ヤケにならないで毎日を大切に。人生を目いっぱい楽しみましょう!

ライタープロフィール


オクトパス高橋
恋愛コラムニスト。様々な媒体にて執筆中。
悩める大人女子を救済すべく立ち上がった方向音痴のポジティブ伝道師。料理研究家の高橋わこうと同一人物説が出ていることを物凄く否定している。