リアル潜入ゲーム「THE SECRET AGENT」

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本日8月1日よりいよいよ始動した、「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが送るリアル潜入ゲーム「THE SECRET AGENT」。

【写真を見る】様々なトラップをかい潜りながらする潜入は、今までに体験したことのない緊張と興奮が

自分自身がスパイとなって敵のアジトに潜入し、ミッションをコンプリートする体験型ゲームイベント。銃を持つ敵の目や仕掛けをかいくぐり、情報を入手しながら、奥へと潜入して行く。自身は武器を携帯することが許されないので、警備兵から逃れるには、ベッドの下に隠れたり、部屋にあるアイテムを駆使したりしてやり過ごすしかない。

「脱出」することよりも難しい「潜入」を、あなたは無事にクリアすることが出来るだろうか。

今回は、「リアル潜入ゲーム」のコンテンツディレクターである吉田さんに、「リアル潜入ゲーム」の制作話や、制作者としてオススメのポイントを伺った。

■ 10年ずっと”脱出”してきたので、そろそろ”潜入”してもいいんじゃないか(吉田さん)

ー10周年という節目の年で発表され、公開される「リアル潜入ゲーム」ですが、なぜこのタイミングだったのでしょうか。

吉田さん(以下、吉田):始まりは、全くの偶然でした。元々イベントをやる会社で、その中で脱出ゲームを10年やってきたのですが、継続して楽しんでいただけている一方、運営としては現状に甘んじて新たなことに挑戦していかないと、衰退していくという危機感をずっと持っていたんです。その危機感をずっと持ち続けている中で、会社の合宿の際に生み出されたのがこの「リアル潜入ゲーム」でした。

ー「リアル潜入ゲーム」が発表されたのは、先日の「リアル脱出ゲーム大パーティー」でしたが、発表後の、特にファンからの反応はいかがでしたか。

吉田:自分でも驚くほどの高評価をいただけました。やはり、今回リアル脱出ゲームを作ってきた私たちが、全く違うコンセプトのゲームを作ったということは相当なインパクトがあったようです。「リアル脱出ゲーム大パーティー」での発表では、大きな歓声が上がったので、ファンの皆さんも、この日を待っててくれたのだという実感がありました。

ーなぜ潜入をテーマにしたのでしょうか。

吉田:今まで10年ずっと”脱出”してきたので、そろそろ”潜入”してもいいんじゃないか、というのが、最初の企画時に閃いたテーマでした。

ー「リアル潜入ゲーム」を作り上げるにあたり、何かインスパイアされた作品はあるのでしょうか。

吉田:反応を見ているとリアル「メタルギアソリッド」という声が多いです。もちろん参考にしている部分もありますがそれ以外の、例えば「バイオハザード」であったり「ゼルダの伝説」であったりといった名作の、ステルスゲーム要素からもインスパイアされて作り上げました。

ー「リアル脱出ゲーム」と「リアル潜入ゲーム」の似ている部分、全く違う部分、もしあればそれぞれ教えてください。

吉田:まず、似ている部分は、制限時間がある中での焦燥感、そして物語の主人公に自分たちがなれるところです。逆に異なる部分は、謎解きではないところですね。「リアル脱出ゲーム」では、謎を解いたら100%先に進めるのですが、この「リアル潜入ゲーム」は、推理して動かなくてはいけないパートはあるものの、基本的には自分の体も使って成功させなきゃいけないんです。そういう意味では、「リアル脱出ゲーム」より、勇気を持って行動をすればなんとかなる、ということで、間口は広がっているかもしれません。

ー「リアル潜入ゲーム」作成にあたり、何か裏話があれば教えてください。

吉田:本来であれば完全に一人の方が”潜入している感じ”は強くなるんですよね。でも、やはりそこは大人数が同時に楽しめる作りにしなくてはいけない。なので、そういう状況下であっても楽しめるような作りにすることに、とてもこだわりました。最初にデバッグを行った際は、代表の加藤を含むチームで参加してもらったのですが、加藤があまりの面白さに爆笑しながら「10年やってきたゲームの中で一番面白い!」という一言を発したのを聞いて、成功を確信しました。

ー「リアル脱出ゲーム」は、ひとつのエンタメというか、文化になっていると思います。「リアル潜入ゲーム」はどのように育てていきたいですか。

吉田:「リアル脱出ゲーム」のように、言語に依存しないゲームになっているので、世界を目指していきたいとは思っています。のように、とは言っていますが、「リアル脱出ゲーム」は超えていきたいと思っています。ただ、「リアル脱出ゲーム」とは楽しみ方が違うと思っているので、その部分でも「リアル脱出ゲーム」とはまた違った広がり方をして行くのではないでしょうか。

ーこれから体験する人に対して、特に見て欲しい部分や楽しんで欲しい部分などあったら教えてください。

何よりも、隠れながら進むというスリルを楽しんでいただきたいと思っています。また、ゲームが開始した直後に、テレビゲームなどで見たシーンが目の前に広がっているので、度肝を抜かれるという、その一瞬の感情も楽しんでもらいたいです。

ー最後に、一言お願いします。

ぜひ、ここでしか体験出来ないスリルを楽しんでいただきたいです。

全世界で330万人以上を熱狂させたSCRAPの、新たなる挑戦とも言える「リアル潜入ゲーム」。「リアル脱出ゲーム」好きも、「リアル脱出ゲーム」は苦手な人も、間違いなく楽しめるので、この新感覚のアクティビティを、ぜひ一度体験して見てほしい。【ウォーカープラス編集部/大原絵理香】