【ファンキー通信】スリッパ卓球の世界大会

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 全国5000万人のスリッパ卓球愛好家の皆さん、今年もやって参りました。そうです、手に汗握る「世界スリッパ卓球大会」の季節です!

 ん、ご存じない? それは失礼いたしました。では、ご説明いたしましょう。

 「世界スリッパ卓球大会」は、山形県河北町で毎年開催されている卓球大会。山形県といえば、サクランボの産地として有名ですが、実は河北町はスリッパ生産高が日本一なのです。そこでスリッパ卓球を通して、親睦を深めてもらいたい。そしてあわよくば町おこしのイベントになったらいいなぁ〜、そんな思いつきで始まった由緒ある大会なのです。

 当初は単なる全国大会だったのですが、昨年から世界大会に格上げされ、来る6月26日に開催される大会が、第2回大会になります。ただ、昨年はひとりも外国人が参加しなかったので、真の世界一は決められませんでしたが・・・。

 でも、今年は間違いなく世界大会になるそうです。なんでも大会関係者によると、「今年は中国人3名、インド人1名、韓国人1名の計5名の外国人留学生をすでに確保しました。さらに英会話の先生などにも声をかけますよ」とのこと。文字通りの世界大会になる模様です。

 しかも、第1回大会の直後から「次回はいつやるんだ」という問い合わせが殺到し、今年も長野や岐阜、遠くは福岡から参加者が集う見込みになっているとか。

 ルールは極めて単純。卓球のラケットをスリッパに持ち替えるだけ。何ひとつ難しいことはありません。大会では特製の大型スリッパが用意され、さらにボールがラージボールという大きめサイズになります。だから、初心者でも5分も練習すれば、玄人状態。

 ただしそうは言っても世界大会なので、参加資格があります。それは小学生以上で、卓球があまり上手でないこと。上手すぎるとかえって大会が盛り上がりません。腕に自信がない弱者の皆さん、ぜひどうぞー。(文/verb)

山形県河北町教育委員会生涯学習課社会体育係 TEL0237-73-4395