市立高崎経済大学附属高等学校(群馬)
大正13年に高崎実践女学校として創立、平成6年に男女共学となった高崎経済大学附属高等学校。群馬県高崎市唯一の市立高校です。高崎市といえば、元日に行われる全日本実業団対抗駅伝大会が行われる街であり、日本一のだるまの産地でもあります。また、オーケストラのある地方都市でもあり、「音楽のある街」として関連活動が盛んです。そんな環境から、高崎経大附には芸術コースの中に音楽系もあり、定期的にコンサートを開いています。
また、部活動も盛んで文化部はもちろん、陸上競技部や水泳部、ダンス部などの運動部も優秀な成績を収めています。もちろん野球部も、近年レベルが非常に上がっている群馬県で、2014年に夏ベスト4、昨夏ベスト16と勝ち星を重ねています。強豪校と渡り合うため、「8回の攻防」を意識する高崎経大附ナインに、この冬の意気込みをうかがいました。
チーム基本情報を紹介!■高崎経済大学附属高校の柊 友也君(学年:2年/役職:主将)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が22人、2年生は12人の合計34人います。内マネージャーが2人です。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭に野球部専用の練習スペースと雨天練習場があります。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて柊 友也主将(市立高崎経済大学附属高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
ツボにはまった時の攻撃力と走力。あとは自分たちで考えられるところです。
Q. 自分たちで考えられるとはとても良いですね。ではこのオフシーズンでの目標はなんですか?
私学に負けない体づくりです!
Q. では冬のトレーニングで『これはキツイ!』という練習はありますか?
200メートル、100メートル、50メートルのレペテーションです。インターバルでなく、完全休養するレペテーションでスピードと心肺機能の向上を目指しています。
Q. そんな冬のあとに迎える春、そして夏の目標を教えて下さい。
春の大会ではシード権を取ることが目標です。夏は先輩たちの残したベスト16を超えることです!
秋の大会を振り返ってQ. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?
試合終盤に『粘り切れない』という弱さを痛感できた大会でした。
Q. その弱さを冬の間に強みに変えられたらレベルアップできそうですね。これ以外にも勝ち抜いていくためにどんな力を付けていきたいですか?
どこからでも得点できる打線を作れるような打撃力の強化です。
Q. では、その打撃力を付けるために、この冬はどんな練習をやりたいですか?
実戦練習を多くやりたいです!
Q. 実戦練習で自信をつけて一回り大きくなった姿に期待ですね!さて、秋の大会で活躍した仲間を教えてください。
竹中 鉄平です。初戦で大会屈指のピッチャーから本塁打を打ってくれました!
Q. 続いて、この春にキーマンとなってくれるであろう仲間を紹介してください。
團野 将太が俊足を活かして攻守ともにチームを引っ張ってくれると期待しています!
Q. 團野くんの足に注目ですね!では、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンだと思いますが、春に向けてどんな冬にしたいですか?
「これだけやった!」と自信を持てるような冬にしたいです!!
自信があふれ、躍動する姿を楽しみにしています!ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]ここからは、石関 智大君と根岸 大河君の副主将コンビにお話を伺います!
石関 智大副主将(市立高崎経済大学附属高等学校)
Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?
石関 智大(以下「石関」):1回のプレーで流れが変わってしまい、気が抜けないところです。根岸 大河(以下「根岸」):1つのボールに全員が動いて、一球に対する集中力が試合の最後まで何を起こすか分からないところです。
Q. この冬はどんな冬にしたいですか?
石関:弱点強化です!根岸:夏を見据えて、厳しい練習を励まし合って乗り越えていきたいです!
根岸 大河副主将(市立高崎経済大学附属高等学校)
Q. 野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください。
石関:「一球集中」「チャンスメイク」です。根岸:「笑武」です。中学生の時にもらった言葉で「勝負をする中にも笑顔がある」という意味です。
Q. ステキな言葉をもらったのですね。では最後に『自分はここまで成長するぞ!』と、いう熱い宣言と夏までの目標をお願いします。
石関:群馬県ナンバーワン外野手になり、安定した高い打率を出します!根岸:投手陣の中で1番になれるように、チームと共に成長していきたいです!
熱い宣言、ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み■部長の一條 武久先生に質問!
Q. 新チームになってからの取り組みとこの冬の目標をお聞かせください。
限界突破をスローガンに、県内外の強豪校と練習試合を重ねてきました。しかし、秋の大会の初戦で桐生第一高校に負けてしまい、私学の壁を突破できませんでした。後半粘れなかった反省から「8回の攻防」を強く意識するようになり、戦えるようになってきました。これは監督が就任してから一貫して言っていることなので、今後も伸ばしていきたいですね。また、冬については主将も言っていますが、体づくりに重点をおいてパワーアップしたいです。
Q. では最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手達へ、一言お願いします!
努力は必ず自分にかえってくる。限界突破とは己に勝つことである。オフシーズンを終えて、新しい自分と出会おう!
一條先生、そして高崎経大附属高校野球部のみなさん、ありがとうございました!!