学生の窓口編集部

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子供の頃に人気があった子の特徴って、覚えていますか? 年齢の割に大人びていて、誰よりも先に何でも経験を済ませているような「イケてる子」が、しばしば皆の憧れの的でしたよね。でも、そんな人気は、どうやら長続きしないようです。

それを調べたのは、アメリカのバージニア大学。情報サイト「ビジネス・インサイダー」によると、研究者は184名の10代の被験者(男性86人、女性98人)を10年追跡調査したとのことです。その結果、10代で周りから格好良いと思われていた子供たちが、23歳の時点ではほぼその人気を失っていることが明らかになりました。

子供たちの人気、つまり社会的な地位を調べるため、研究者たちは毎年被験者にインタビューを行い内容を記録。被験者をよく知る周囲の人物からも情報収集を行いました。すると、研究開始時に周りから「格好良い」とみなされていた20%の被験者の人気が、時間とともにどんどん下がっていることを発見。

23歳になる頃には、人気者リストからほとんど脱落してしまいました。

子供の頃は、社会的に危ういことをやってのけて注目されていた子も、大人になれば凡人。むしろ、危険行動を好む気質が、周りの目にマイナスに映るようになるとも考えられます。

つまり、10代の人気は残念ながら枯れるもの。本当に格好良い人は、大人になってから人気が出る「遅咲き派」かもしれません。

参考:
A 10-year study points to something disturbing that happens to a lot of kids who are cool in high school
http://www.businessinsider.com/kids-who-were-cool-at-13-are-not-at-age-23-2015-7