現役時代、板東英二や堀内恒夫、稲尾和久、川上哲治、王貞治、長嶋茂雄、星野仙一ら、日本球界に名を刻む猛者たちと対峙(たいじ)した、広野功さん。沼澤典史さんの著書『野球に翻弄された男 広野功・伝』(扶桑社)は、100年近い歴史を持つ日本のプロ野球の中で、その節目に立ち会う広野さんの野球に愛され、翻弄された人生をまとめた一冊。幻のメジャー契約、第1回ドラフト、長嶋茂雄の引退試合を経験し、引退後には新聞記者を