大黒将志のイタリアでの挑戦は、およそ順調とは言い難い。11節を終了した時点での出場は4試合のみ。そのうち、90分間ピッチに立っていたのは、8節のフィオレンティーナ戦だけだ。しかし、トリノを率いる名将アルベルト・ザッケローニ監督は、大黒を決して見切ったりはしていない。むしろ、その潜在能力、順応性、意欲の高さを歓迎している。「実際のところ、大黒将志という選手は知らなかった。だから、彼がトリノへ来て間もな