家族やパートナーなど身近な人の死後、のこされた遺族には「大量の実務」が待っていると、『親を見送る喪のしごと』の著者で作家・エッセイストの横森理香氏はいいます。しかも、家族構成や状況によってぶつかる壁はさまざまです。10年前に夫を見送った編集者のNさん(75歳)は、どのように死後の手続きを進めていったのでしょうか。横森氏がNさんに話を聞きました。術後も筆談でおしゃべりを続け…「おしどり夫婦」だったNさんと