ミラノ中央駅に到着した、E444R型電気機関車が牽引するインターシティ。当時の主力列車だった=1995年(撮影:橋爪智之)約30年の間にイタリアの鉄道は大きな変貌を遂げた。「フレッチャロッサ」や「イタロ」といった高速列車が次々と発着、ミラノとローマの間をわずか3時間足らずで結び、航空業界へ大打撃を与えたことが原因の一端となって国営アリタリア航空が消滅するなど、イタリア国内の交通網はとくにこの十数年の間に激変し