鰻丼(写真: taa /PIXTA)土用の丑の日といえば、鰻丼。この鰻丼、江戸時代には「鰻飯(うなぎめし)」とよばれていました。この江戸時代の鰻飯、名前だけでなくその外見や内容も、現在の鰻丼とはまるで違っていました。19世紀に江戸時代の風俗を描いた喜田川守貞『守貞漫稿』によると、江戸時代の鰻飯には、頭を取り除いた長さが3〜4寸(約9〜12センチ)という、ドジョウのように小さな子供のウナギの蒲焼が使われていました。