神社には「鎮守の杜」の言葉があるように、木立がつきもの。その土地に古くからある森に神が鎮まっている、として社殿を作る場合もありますが、新しい場所に神社を造営する際は、植林して社殿の周りに木立を形成します。日本で最も多くの初詣参拝者を迎える東京の明治神宮。境内は武蔵野の面影を感じさせるような森林に覆われていますが、これも人工林。およそ150年かけて「自然林」になるよう、計算して造営が進行中なのです