困っている人たちの話に耳を傾け、解決へと導く。僧侶と弁護士は案外、似ている存在なのかもしれない。そう思わせるのが、弁護士で僧侶という「二足のわらじ」をはく本間久雄弁護士だ。実家は都内のお寺。東大法学部から慶應大ローススクールを経て、弁護士になった。「次男で実家を継がなくても良いので、好きにやらせてもらってます」と柔和な語り口で話すが、幼いころから慣れ親しんできた仏教への道も諦めず、ロースクール時代