北朝鮮が中朝国境を封鎖するなど、新型コロナウイルス感染症の流入阻止に総力を傾けている中で、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)内でも流動人員の統制および防疫に関する取り組みが行われているという。特に、体力の虚弱な兵士に対する監視が強められているとされるが、これは北朝鮮軍にとってきわめて深刻な問題だ。軍内では幹部の横流しなどのため、食糧が末端の兵士に十分に届いておらず、栄養失調がまん延しているとからだ。(参考記事