朝鮮半島で初めて開通した鉄道は、1899年にソウルと仁川を結んだ京仁線だ。1905年にはソウルと釜山を結ぶ京釜線が、同じ年の11月にはソウルと新義州を結ぶ京義線が開通し、現在の北朝鮮の領域にも鉄道が登場した。鉄道網は朝鮮戦争で大きな被害を受けたが、わずか数年で復旧した。この時、金日成主席は「我が国は電力が豊富なので必ず電気鉄道を敷設しなければなりません」と教示した。当時の北朝鮮は、世界最大級と言われた水豊ダ