東京都多摩市の認可保育園に、市職員の子を優遇して入園させたとして住民訴訟になっている問題が新たな局面に入りそうだ。これまでは訴えが適法ではないとして、被告である市は「門前払い」の却下を求めていたが、裁判長の訴訟指揮で中身の審理に道が開けつつある。原告が主張する「多摩市の違法行為」について、市は真正面から反論する必要が出てきた。●原告男性「過去に断った家庭に説明つかない」原告は40代の現職多摩市職員(