(写真左から)団長(NoGoD)、Hitomi(Moran)、大槻ケンヂ、ぶう(えんそく)、seek(Mix Speaker's,Inc.)   撮影:小林裕和

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筋肉少女帯、特撮、ソロ、文筆業と多岐にわたる活動で各方面に影響を与え続けている大槻ケンヂ氏。もちろんV系シーンにも多大な影響をあたえており、今回は氏をリスペクトするV系バンドマンが集結!あこがれの人を前に彼らは何を語るのか?

【写真25枚】「大槻ケンヂ リスペクト座談会」フォトギャラリー

――今日は大槻ケンヂさんリスペクト座談会ということで、皆さんの大槻さんを知ったきっかけを…。

大槻:僕はねえ…。

一同:(爆笑)。

ぶう:それは相当さかのぼっていかないとダメじゃないですか!

――まずは団長さんからお願いします。

団長:俺、生まれて初めて買ったCDが筋肉少女帯だったんですよ。小学校2年生の時です。

大槻:小学校2年生? っか〜〜!

団長:親がCDラジカセを買ってくれて、「康太郎(※団長の本名)CD買いに行こう」って、初めてCD屋さんに連れて行ってもらったんです。その時にCDを3枚まで選んで良いって言われて、手にとったのが森高千里さんのアルバム『森高ランド』と、accessのライブアルバムと、もう一枚が『踊るダメ人間(91年)』のCDだったんです。あの鉄仮面のジャケットから情報がまったく読み取れないんですよ。どんな音がするのかわからないという好奇心だけで買ったんです。これが俺の音楽人生のスタートです。

seek:僕は姉が筋少さんの大ファンで、『猫のテブクロ(89年)』とかが姉の部屋から流れてくるので、部屋に勝手に入ってCDを聴いていたというのがきっかけなので、団長みたいに正当な入り方じゃないんですよ。

団長:正当とかそうじゃないとかあるの(笑)?

seek:買ってないですから(笑)。そこから大ファンになって、自分でもCDを買うようになり。大槻さんの本も読むようになって…というのがきっかけです。はい、次はHitomiさん!

Hitomi:俺はもともとメタルやハードロック系の音楽が大好きで、中学生の時に「ミュージックステーション」に筋肉少女帯が出ていて『踊るダメ人間』だったかな、大槻さんがお客さんをハンマーでピコピコ叩いてたんです。あれを観て、橘高さんのことを最初女の人だと思っていて、「この人メチャクチャ好み!」となって…(笑)。俺は当時PRINCESS PRINCESSの中山加奈子さんみたいなロックな感じのお姉さんが大好きだったんです。それで「好きかも!」とCDを買ったのが『断罪!断罪!また断罪!!(91年)』で、その後友達に『月光蟲(90年)』を借りてそこからガッツリハマって…。

CD買ってもまだ(橘高さんのことは)女の人だと思っていたんですよね。「橘高文彦」って書いてあるのに、「男の人みたいな名前だな」って(笑)。そしたら友達に男の人だと教えてもらって「男の人なのにこんなにきれいな人がいるんだ!」と思って、そこからヴィジュアル系に進んでいったというか…。

大槻:「フミヒ子」という女の子だと思ってたんだね(笑)。

ぶう:ボク、地元が高円寺なんです。それで、子供の頃からどうも地元に有名人が住んでいるぞというのはなんとなく知ってたんです。大槻ケンヂなのか池田貴族なのかわからないような状態のベタな感じで。

大槻:人間椅子の和嶋くんかもしれない(笑)。

ぶう:きっかけは高校の時に軽音部のヤツから文化祭でやるバンドのボーカルに誘われて。それまで音楽もロクに聴いたことがないし、バンドもやったことなかったんですけど、初めてバンドやるときに、そいつが特撮の1st『アベルカイン(00年)』を持ってきて、聴いてみたらすげえ良くて。「コレがあの例の同じ地元の人!」と繋がって。そこから筋肉少女帯のCDを聴いたり大槻さんの本を読んでドハマりしちゃって…。

大槻:それぞれにツッコミどころのある話だね…。これがKISSのジーン・シモンズだったら「アッハッハ!俺の頃は〜」って言えるんだけど、日本人はこういう時恐縮しちゃうんですよね(笑)。「ありがとうございます」ってなっちゃう。

それでさあ、「ジャケ買い」でいうと僕の場合は最初にジャケ買いしたのがELPの『タルカス』で。たしかLed Zeppelinの4枚目か、フリートウッド・マックの『噂』と迷って結局ELPを選んで、それで人生変わった気がするからね。あの時『噂』買ってたらどうなってたかな。

団長:ホント人生変わってますよ! 俺小学校の頃、怖かったですもん。特にアーティスト写真が載っているわけでもない、あのジャケットを見て怖くて。

大槻:わかる!

団長:最初『踊るダメ人間』の良さが理解できなかったんですよ。小学校2年生ですし。ずっとサビで「ダメダメ」って言ってるし。何がいいのかダメなのかわからなくなっちゃって、お昼の放送でそれを流したんです。

大槻:わ〜! それだけはやっちゃいけないよ〜!

seek:怖かったのに流したんや(笑)。

団長:誰かにこの混乱を伝えたくて。それで教室はザワつくわけですよ。「誰がこんな曲をリクエストしたんだ」みたいな雰囲気になって言い出せなくなっていたら「今の曲は2年何組浜守康太郎くん(※団長の本名)のリクエストです」とアナウンスが流れた瞬間、もう完全に魔女狩りみたいになっちゃって…!「おまえはどうしてあんな毒みたいな音楽を!」って。

大槻:「毒みたいな音楽」は褒め言葉だね。

団長:その一連の出来事が衝撃的で、お年玉でCDを買い集めるようになったという。

大槻:最初にトラウマになるくらいがいいよね。

seek:ジャケットもそういう意図はあったんですか?

大槻:あれはねえ、ジョージ秋山先生の『デロリンマン』というマンガのキャラクター「オロカメン」なの。それが好きで、自分たちの当時の心象風景をそのまま擬人化したようなキャラだと思ってて。ちゃんと使用許可を取ったんだよ。当時はバブルでさぁ、ジョージ秋山プロに払う分も制作費に入ってたんだろうね。

トラウマは重要っていうか、犬神サアカス團の犬神凶子ちゃんも最初に筋少をしったきっかけが朝の番組だったみたいで、それがすごく怖かったって言ってて。

ぶう:それは凶子さん、自分のこと棚に上げて言ってますね!

大槻:後に自分がトラウマを与える側になってしまうとは…。

Hitomi:あ、でも俺、一番最初に筋少を知ったのはCMソングだったんですよ。筋肉のコリをほぐすみたいなヤツです。

大槻:ビンダスローションだ。

Hitomi:そうです、『サボテンとバントライン(90年)』が流れてて。

大槻:ビンダスローションの時は、筋肉から「筋肉少女帯」を連想したみたいで、企画書に「歌詞は"きんきん筋肉 ビンビンビンタス"」って書いてあって(笑)。「あー俺こういうの歌わなきゃいけないのかなあ」って思ってたら、「なんでもいいです」って言われたの(笑)。

seek:俺は関西だったんでチェリオのCMですね。

大槻:「俺にチェリオを飲ませろ」ってヤツだね。『日本印度化計画(89年)』の「俺にカレーを食わせろ」を「俺にチェリオを飲ませろ」に変えてくれっていわれて、当時はポリシーが無かったので「いいっすよ」って(笑)。
チェリオは関西圏でガンガン流れてたみたいで、関西の人には「チェリオのCM観てました」ってよく言われる。

ぶう:ポストウォーターのCMもありましたよね。

大槻:あれは初めてCMソングを意識して、今はいい詞だと思うけど、当時は自分の中で日和ったつもりで、魂を売って、自分なりのポップな歌詞を作ってみたんだよ。でも、当時のレコード会社のディレクターが「メーカーの人にもうひと押ししたいんで、"ポストウォーター最高に美味しいです"っていう歌詞で別バージョンも作ってくれ」って。

団長:ええ〜!

seek:大人の匂いがプンプンしますね(笑)。

ぶう:ボク、最初に聴いたのがポストウォーターのCM(『君よ!ポストウォーターで変われ!』)の方だったんです。

大槻:最初がアレ!?

ぶう:その後に元の方(『君よ!俺で変われ!(93年)』)を聴いたので、そっちに違和感があっちゃって…(笑)。

大槻:そんなもんかもしれないね。作っといてよかったって今、初めて思ったよ。

ぶう:「ユーザーのご意見を!」ってところがすごくいいです!

団長:俺とぶうって同い年なんですけど、俺が最初に見た記憶があるのは進研ゼミのCM(『蜘蛛の糸(94年)』)で、アレも当時意味わかんなくて!

大槻:進研ゼミのCMだから他のバンドは皆当然だけど受験生ガンバレソングを作ってきたんだよ。だから筋少だけ「友達がいないからノートに猫の絵を描く」みたいな暗い歌を書いてやったんだ…、そしたら今思い返せばこれもバブルだったからかなあ…、通っちゃってさあ。

団長:受験なのに「大丈夫だよねぇ」って! 不安になりましたね。

大槻:受験で「大丈夫だよねぇ?」って聞いちゃダメだよね(笑)。実はCM監督がハイパーメディアクリエイターの高城剛さんだったんだけど、すごく面白がってくれた。

団長:あれも受験生のトラウマですよ。

大槻:あれCM撮影の時に「踊ってくれ」って言われて、でも踊れないから変な動きになっちゃってなおさら受験生の不安を煽るっていう(笑)。

それで、毎月進研ゼミの会報みたいな冊子で人生相談をやることになって、メーカーや事務所から「これをやれば時期CMがとれるから!」と説得されて行ったら、瓶底メガネに「必勝」って鉢巻きさせられてさ(笑)。アレは心売りまくりでしたよ。でもみんなが聴いてくれたんだね、やってよかったよ。

団長:まさに『タイアップ(93年)』ですね。

――で、「大槻さんのココが好き」「ココに影響を受けた」という話を伺いたいのですが。

団長:俺は「バンドのフロントマンは文化人でなければならない」という概念を教えてもらった気がします。

大槻:それは大きな誤解だよ! 俺、ちっとも文化人なんかじゃないもん!

団長:いろんなテレビ番組で見ることが多かったじゃないですか。他のアーティストの方は音楽番組に出てるイメージなんですけど、大槻さんはバラエティ番組でコメンテーターもやっていたじゃないですか。俺の世代だと「ここがヘンだよ日本人(TBS系列で98年から02年まで放送されていたバラエティ番組)」ですね。この国で一番変な日本人が出てると思ってました。デーモン小暮閣下もそうなんですが、フロントマンというのは文化的で、スポークスマンとして物事を発信できないといけないなというスタイルを教わった気がします。

大槻:「ココヘン」もカットされた部分もすごかったんだよ。いつだったか不良を何十人も呼ぶ企画があってさ、それで「オマエナンダヨ!」と外国人と不良のケンカになっちゃって。テリーさんなんかが「やめろ!」と仲裁に入ったりして。その後に不良がスタジオの前で外国人出演者たちを待ち伏せしていて、第二戦を始めてしまったとか。すごい出待ちだよ。

団長:すげえ時代だ…。

大槻:ごめんごめん、つい話がそれた。次行こうか。seekくんは僕のベースの演奏テクニックに影響を受けたんだよねえ?

団長:もともとベーシストですからね(笑)。

大槻:僕からスラップを学んだとか(笑)。これ知らない人信じちゃうよ、もちろん冗談です。

seek:(笑)。文章を書くようになったのは大槻さんの小説やエッセイの影響が大きいと思います。今でこそバンドマンの日常はブログやTwitterで発信する機会がありますけど、あの頃、本という形でバンドマンの生き方を読めたのはすごく大きかったと思います。

大槻:あの時代は出版社もバブルで、ミュージシャンに物を書かせようブームというものがあったんですよ。「月刊カドカワ」という雑誌がそれをガンガンやっていて、そこに僕もひっかかったというのがきっかけというか。

seek:それは歌詞の世界観が編集者の目に止まって…みたいなきっかけだったりするんですか?

大槻:というか、僕は元々音楽を志してこうなったわけじゃないので、武道館のステージに立った時ですら「俺はこの仕事でいいのかなあ? 他に向いてることあるんじゃないかなあ」って思ってたから。だから言ったら自分探しでテレビに出たり本を書いたりしたわけで。…実は今でも探してるんだけどね(笑)。

seek・Hitomi・団長・ぶう:いやいやいや!

大槻:人間50歳からだし、野菜ソムリエとか気功の達人とかになれないかな〜。

ぶう:野菜ソムリエってちょっとインチキくさそうでいいですね。

大槻:じゃあ一緒になろうか?

団長:そういえば「オイスターマイスター」っていう資格があるらしくて…。

大槻:オイスターマイスター!? いいね、メタルっぽい。それになるよ。

――…話が逸れそうなんで、Hitomiさんお願いします。

Hitomi:俺は歌詞の影響が一番大きいですね。『月光蟲』『断罪!断罪!また断罪!!』を聴いていた時から、歌詞がすごく好きです。あの時期の不気味な感じ、江戸川乱歩チックな怖い世界観が大好きで、今自分が歌詞を書くときも非現実的な設定を作りたいと思うことが多くて、それは大槻さんの影響かなと思います。

大槻:あの頃はまだ歌詞の規制が今よりは緩かったからねえ。『風車男ルリヲ』とか今は無理かもしれない。当時にしてもよく通ったと思うよ。

Hitomi:そういうのがカッコイイなあって。それで、やっぱりseekと一緒で、俺も雑誌(SHOXX)でコラムを書いていたり、詩集を作ってみたりしたのですが、大槻さんの本の影響があります。

大槻:ありがとうございます。

団長:seekさんもHitomiさんも「SHOXX」でコラムを連載されてますけど、やっぱり大槻さんの影響は見えますよ。物の書き方が綺麗というか。

seek:そう考えると、大槻さんのエッセイに出てきた物に影響を受けたことは多いですね。町田康さんとか。

団長:ちょっと前にプログレにハマってるって書いていたエッセイを読んで、俺もプログレを聴き返したり。

Hitomi:俺は大槻さんがきっかけで井上陽水の『氷の世界』を聴いたりしましたね。

大槻:各年代にそういうサブカルチャーのガイド役みたいな人がいて、僕の時代にもいろんな人がいたんだけれども、僕もちょっとはその役目を担っていたのかなぁ。そうやってすすめたものが人に合うかどうかはわからないですけど。でも僕も未だにいろんな人に影響されるよ。たまに若い人の表現で「コレは凄い!」って思うことがあって、逆に参考になるよ。偉いでしょ? こんだけやってきて未だにパクるのさ(笑)。

ぶう:ボクは影響どころじゃないですよ、純度100%ですよ。ボク元々音楽もあんまり知らないし、洋楽も聞かないし、そもそも大槻ケンヂしか聴かないんですよ。

大槻:え〜、そりゃやばいよ、他のも聴いたほうがいいよ〜。見識が広がるよ〜。

ぶう:大槻さんのコラムに出てくるようなアーティストを聴いてみても全くピンとこなくて。あんまり音楽に馴染んでないんでしょうね。バンドを始めて自分が歌詞を書くってなったときに大槻ケンヂしかスタイルを知らなかったから…。ボクの歌詞には大槻ケンヂのメソッドしか無いんです。

でもボクの想いはあんまり大槻さんに届いてない気がするんですよ。ボクはいつか大槻さんが聴くだろうと思って「俺は大槻チャイルドだぞ!」っていう気持ちを込めてるのに…。

団長:オマエは込めすぎなんだよ!

大槻:あのね、でもチャイルドというのは怖いところがあってね…。昔のプロレスで言うと新日本プロレスに対してUWF、猪木に対しての前田っていう文脈があるんですけど。人間、特に男の子というのものは、自分に影響を与えたものを最終的には殺そうとするんですよ…。チャイルドはファーザーを殺さないと、父親を越えられないから。

団長:ぶうから感じるよ…。「いつか大槻ケンヂになってやろう」っていう雰囲気を…。

大槻:だから、ボクとしては、リスペクトしてくれるのは嬉しいけど、そういう親殺しの法則に従われると怖いやね(笑)。好々爺っていうのかな? 「オーケンはおじいちゃんだから優しくしてあげよう」というポジションにシフトしてほしいんだよな。

っていうか…あのさ、V系はもっと殺さなければいけない先輩が沢山いるんじゃないの?

――やめましょう! そういう話は! そういえば、大槻さんは以前エッセイなどで「筋少はV系じゃない」と当時のV系ファンの子に言われてたという話を書いてらっしゃいましたが、こうやって今V系のミュージシャンにはリスペクトされているじゃないですか。

大槻:ボクねえ、このあいだテレビの収録で高田馬場AREAに行ったんだよ。後ろからこっそり観てたんだ。そしたらお客さんが一斉に振りつけしててさ、若いVバンドの振りに従って、楽しそうに右に左に走ったりしてて。ああいうのを観ていて気づいたんだ。
自分がV系かどうかはわからないけど、俺はバンギャになりたかったんだって気づいたんだよ。50歳近くなってやっとそれがわかってきた。

一同:!!(笑)。

大槻:オレはバンギャになりたかったんだよ。皆で入待ち出待ちして、ガラガラバッグ持って、日本中回るんだよ。これは何のたとえかわかる? バンギャの一番好きなものは「旅」なんだよ。彼女たちは「ここではないどこか」「今ではないいつか」へ行きたいの。僕も49歳の今でもそう思って生きている。仲の良い友達とずっと旅をしてたいの、バンドはそのお題目なの…っていうことを言うとバンギャから怒られるんだけど。ひとつの見立てとして。だからつまり「ああ日本のどこかに私を待ってる人がいる」的な『いい日旅立ち』がしたかったのよオレ。

seek:ツアー言うても僕らはライブハウスの外へ出てないじゃないですか。僕らがメイク5時間やってる間にお客さんはその土地の美味しいものを食べたり満喫してるんだろうなぁ〜、とか思ったりしますね(笑)。

大槻:旅の満喫度でいえばお客さんの方があると思うね。僕もツアーは好きなんだけど、なりたかったのは結局「バンギャ」を例とするような、「旅人」になりたかったんだ。職業不詳の人生的バックパッカーね。バンドマンって職業不詳みたいなところあるじゃない。だから皆がリスペクトしてくれる「大槻ケンヂ」って人は「旅人」のことかもしれないね。旅人っつーか風来坊ね。手羽先屋じゃないの方のだよ。

団長:高等遊民ですね。

大槻:高等はつかないよ(笑)、金はないから(笑)。ただの遊民。松任谷由実さんじゃない方の。単なる「遊ぶ民」ですよ。「なんだかわからないけど奇抜な格好をして好き勝手なことをやっているように見える人」じゃないかなあ。

団長:それすらも憧れでしたけどね。俺は筋少のライブを生で見たのは遅くて復活後の武道館なんですけど、オープニングの『サンフランシスコ』のシンセ音だけで泣いたんですけどね。やっぱり、ライブのノリが好きなんですよ。バンドとしての筋少ってとにかくレスポンスをしたがるじゃないですか。お客さんと絡みたがるし、レスポンスを求めたがるし。歌にコーラスが多かったり、一体型のエンターテイメントを求めているバンドなんだなって、さっき名前が出たすかんちさんや聖飢魔IIさんもそうだと思うんですけど、共通しているのはエンターテイメントが強すぎてV系という括りからは括れない人たちなのかなあと。そういうところに憧れちゃったから、ココにいる4人のバンドはV系からは少し外れてるんですよ。

seek:俺は結構ヴィジュアル系やってきたつもりやで(笑)?

団長:えっ…。

大槻:前にMSIのライブを見た時凄い衝撃を受けたのを今も覚えていて、僕の考えるライブのやり方と違うことをやっていたので「ひええ、スゲー!こういうのもあるんだ」って。

seek:ライブの途中で芝居演ったりしてますからね。

大槻:僕も竹馬履こうかなと思ったもん。そうだ、こないだMoranも観たんだよ。そこでも衝撃を受けてね。ギターの子(Sizna)は橘高くんが好きなのかな? あんなに動きまわるギターの人は橘高氏以外で生まれて初めてみたよ! 釣り上がったマグロみたいだよね。かっこいい、ビチビチ踊ってた。ベースの子(Ivy)もずっと三角立ちをしていて、ああいう発想もいいねえ。それで影響を受けてライブでやったら膝が痛いんだよね(笑)。若いうちだけだよああいうことができるのは。逆に僕の方が最近は自分よりも若いバンドを観て影響を受けますよね。

seek:では若い人のライブもよくごらんになるんですか?

大槻:夏フェスとかの若いバンドの映像はよく観るよ、みんなペラペラした紙みたいなTシャツ着て歌ってるんだよね。がんばっててさ、ああいうのを流しながらご飯食べたりしてることあるよ。

…っていうかさ、こんなよく言ってもらってるからさ、もっとジーン・シモンズ的なデカい面をみせたいな(笑)。だってこれがジーン・シモンズだったらアレだよ? 「お前ら中国に土地を買ってやろうか?」ぐらい言うよ?

団長:イングウェイなら「それよりこのROLEXを見ろ!」って言いますね(笑)。

大槻:あの人いいよね(笑)。 でもどういうミュージシャンに憧れるかって重要で物質的成功者に憧れる人もいて、本当にROLEXやフェラーリを手に入れるためというモチベーションで音楽をやっている若者だっているから、それも間違いじゃなあないし。あ、皆も今からでも修正は効くよ?

団長:エッセイで大槻さんがポルシェを買ったという話もありましたよね。

大槻:うん、ネタでね。「大槻ケンヂにあこがれて音楽や小説を始めた」っていう人もいるから、ここはひとつガツンとした面も見せなきゃダメだと思ったの(笑)。ポルシェの1台でもころがして「サブカルでも頑張ればポルシェ乗れる」って夢を与えようと思ってさ、物質的成功だよ、買ったわけだ。そしたらさ、ファンから「らしくない」って手紙が来てね(笑)。

一同:(笑)。

大槻:普通さ、自分の好きなアーティストがポルシェ買ったらファンは「さすがですね」って言うでしょ! だって例えば河村隆一さんだったら「さすがですね」ってなるじゃん。そしたらファンレターで「スカさないでください!」だって(笑)。でもこの小ネタをもらえただけで、ポルシェ買った意味あったなぁって思ったよ。

だからそれこそイングウェイみたいに、物質的な幸せや栄光を夢として若い人に与える人もいるけど、僕はそっち側じゃないというか、なんか物質的ではない、ポルシェじゃない夢を与えたんじゃないかなぁ。掟ポルシェさんじゃないよ。

ぶう:ポルシェより大槻ケンヂのほうがブランド力ありますよ! 「ポルシェ乗ってるんだ」よりも「大槻ケンヂ好きなんだ」の方がピンと来るじゃないですか!

大槻:うれしいこと言ってくれるね。座布団一枚! それでさ、僕は思うんだけど、それこそ僕が若い頃、アングラだったりアヴァンギャルドだったり、異常なことをやっている先輩ロッカーに憧れていたわけで。それにまた影響を受けたと言ってくれる人がいる。だから結局別に大槻ケンヂや筋少じゃなくても、誰に影響を受けていたとしても、そういう連鎖が今でも綿々と続いて途切れていないというところがいいですよね。
今日来てくれたみんなが、メインストリートではないことをやりながら、メインの世界で活躍しているというのが、僕の方が先輩ではあるけれど、頼もしいですよ。…いいまとめでしょ?

――まとめていただいてありがとうございます(笑)。

大槻:じゃあ皆、今度ライブ観に行くね〜。

seek・Hitomi・団長・ぶう:是非!

■筋肉少女帯 最新情報

【リリース情報】
・LIVE DVD『THE SHOW MUST GO ON 〜Live In OSAKA〜』2015年3月4日リリース!
・特撮 HQCD再発タイトル『爆誕』『ヌイグルマー』『Agitator』『初めての特撮 BEST vol.1』2015年3月4日リリース!
・大槻ケンヂソロ HQCD再発タイトル『対自核 -自己カヴァー-』『ミッドナイト・プレグラス・カフェ』2015年3月4日リリース!
・筋肉少女帯人間椅子 コラボシングル 2015年5月13日リリース決定!

【ライブ情報】
6/7(日)渋谷公会堂(東京)開場16:45/開演17:30
出演:筋肉少女帯人間椅子 / 筋肉少女帯 / 人間椅子
料金(税込) \6,800(全席指定)
一般チケット発売日:2015年3月28日(土)
プレイガイド<発売日以降>
・チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード:
主催:HOT STUFF PROMOTION
企画/制作:HOT STUFF PROMOTION
協力:徳間ジャパンコミュニケーションズ
問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999(平日15:00〜18:00)

筋肉少女帯LIVE TOUR
4月11日(土)UMEDA CLUB QUATTRO(大阪)
4月12日(日)NAGOYA CLUB QUATTRO(名古屋)
4月25日(土)EX THEATER(東京)
4月26日(日)EX THEATER(東京)

大槻ケンヂソロ・デビュー20周年記念シリーズ! 2 !!
「対自核」HQCD(Hi Quality CD)化再発売記念ライブ!
■2015年3月11日(水) 新宿LOFT
OPEN 18:00 /START 19:00

■Mix Speaker's,Inc.  最新情報

【リリース情報】
Mix Speaker's,Inc. 8th Anniversary 完全限定生産会場・通販Single「Ghost gate」発売決定!!
「Ghost gate」発売中
MXSP-0030 ¥1,000
・WEB販売 Mix Speaker's,Shop.

Mix Speaker's,Inc. NEW MINI ALBUM「Hello Ghost House」発売決定!!
「Hello Ghost House」2015年04月22日(水)発売
MXSP-0031 ¥2,300(税抜き)

【ライブ情報】
Mix Speaker’s,Inc. 8th Anniversary ONEMAN TOUR「Ghost Town」
2015年03月07日(土) 
OSAKA MUSE 16:30/17:00 キョードーインフォメーション 06-7732-8888
2015年03月08日(日) 
京都MUSE 16:30/17:00 キョードーインフォメーション 06-7732-8888
2015年03月14日(土) 
金沢AZ 16:30/17:00 キョードー北陸 025-245-5100
2015年03月15日(日) 
新潟Golden Pigs Black stage 16:30/17:00 キョードー北陸 025-245-5100
2015年03月20日(金) 
名古屋ell.FITS ALL 18:30/19:00 サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
2015年03月22日(日) 
福岡SON 17:30/18:00 キョードー西日本 092-714-0159
2015年03月23日(月) 
姫路Beta 18:30/19:00 キョードーインフォメーション 06-7732-8888
2015年03月28日(土) 
the five morioka 16:30/17:00 キョードー東北 022-217-7788
2015年03月29日(日) 
仙台MACANA 16:30/17:00 キョードー東北 022-217-7788
2015年04月11日(土) 
TSUTAYA O-WEST 16:30/17:00 ディスクガレージ 050-5533-0888
2015年04月12日(日) 
TSUTAYA O-WEST 15:30/16:00 ディスクガレージ 050-5533-0888

タイトル: Mix Speaker’s,Inc. 8th Anniversary ONEMAN TOUR「Ghost Town」
出演者:Mix Speaker's,Inc.
チケット料金:スタンディング ¥4,560-(消費税込/ドリンク代別)※当日券出す場合540円UP予定(消費税込/ドリンク代別) チケット備考:※年齢制限3歳以上有料

【イベント情報】
MINI ALBUM「Hello Ghost House」発売記念インストアイベント
トーク・握手・サイン会
4/25(土)LIKE AN EDISON東京店 14:00~
4/26(日)TOWER RECORDS新宿店 15:00~
4/30(木)岡山TOWER RECORDSアリオ倉敷店 14:00~
5/1(金)福岡SKULL ROSE 14:00~※握手・サイン会
5/7(木)大阪ZEAL LINK 14:00~
5/8(金)仙台little hearts. 18:00~
5/15(金)名古屋LIKE AN EDISON 19:00~
5/23(土)little hearts新宿店 14:00~
5/24(日)ZEAL LINK渋谷店 14:00~

■Moran 最新情報

【ライブ情報】
Anniversary 東名阪Oneman Live 「Dreamy Anniversary」
2015年3月14日(土) 
大阪MUSE 開場/18:00 開演/18:30 料金/adv\3500 day\4000 (D代¥600別) 問い合わせ 大阪MUSE 06-6245-5389
2015年3月15日(日) 
名古屋E.L.L 開場/17:00 開演/17:30 料金/adv\3500 day\4000 (D代¥500別) ●チケットぴあ http://t.pia.jp/ 0570-02-9999 (Pコード:251-162) 問い合わせ 名古屋E.L.L 052-201-5004
2015年3月28日(土) 
新宿ReNY  開場/17:45 開演/18:30 料金/adv\4000 day\4500 (D代¥600別) 問い合わせ H.I.P 03-3475-9999

Moran Birthday Celebration Oneman Tour 2015「Birth:Days」
〜vivi Birthday〜
2015年3月29日(日) 高田馬場AREA 開場/18:00 開演/18:30 料金/adv\3000(D代別) 問い合わせ 高田馬場AREA 03-3361-1069
Moran Birthday Celebration Oneman Tour 2015「Birth:Days」
〜Hitomi Birthday〜
2015年3月30日(月) 高田馬場AREA 開場/19:00 開演/19:30 料金/adv\3000(D代別) 問い合わせ 高田馬場AREA 03-3361-1069
Moran Birthday Celebration Oneman Tour 2015「Birth:Days」
〜Zill Birthday〜
2015年4月14日(火) 広島並木ジャンクション 開場/18:00 開演/18:30 料金/adv\3000(D代別) セカンドシーン 082-212-0810
Moran Birthday Celebration Oneman Tour 2015「Birth:Days」
〜Soan Birthday〜
2015年6月01日(月) 高田馬場AREA 開場/18:00 開演/18:30 料金/adv\3000(D代別) セカンドシーン 082-212-0810

◆2015.7.05(sun)新横浜NEW SIDE BEACH! ! 〜Ivy Birthday〜※詳細は後日発表!!
◆2015.8.20(thu)福井響のホール〜Sizna Birthday〜※詳細は後日発表!!

■NoGoD 最新情報

【リリース情報】
バンド結成10周年記念!!2枚組ベスト・アルバムの発売が決定!!
NoGoD『VOYAGE 〜10TH ANNIVERSARY BEST ALBUM』
2015.4.8 ON SALE!!
【初回生産分】特別パッケージ仕様・10周年記念キャンペーン応募券 封入
【収録楽曲】(曲順未定)[*:再録]
 [DISC-1]
 ノーゴッド * / 愚蓮 * / 最高の世界 * / 万国深層大サァカス *
 カクセイ / Raise a Flag / 神風 / STAND UP! / FRONTIER / THE POWER
 +書き下ろし新曲1曲!!
 [DISC-2]
 啓発フラストレス / 絶望、バイバイ。 / 恒星 / 十人十色
 敬虔 / 心臓 / 感情 / Follow / 浮世ROCKS / downer’s high!
 櫻 / II-懐疑 / この世界に見放されても
 ◆計24曲収録
【品番】KICS-3197〜80(CD2枚組)【価格】定価¥3,300+税

【ライブ情報】
NoGoD 10th ANNIVERSARY TOUR-2015-【BON VOYAGE -ROUND 33 PLACES-】
adv¥4,000 / door¥4,500 ※4,5月公演一般発売中
4月11日(土) 那覇桜坂セントラル OPEN.18:00 / START.18:30
4月25日(土) 水戸LIGHT HOUSE OPEN.17:30 / START.18:00
4月26日(日) HEAVEN'SROCK宇都宮VJ-2 OPEN.17:00 / START.17:30
4月29日(水.祝)秋田CLUB SWINDLE OPEN.17:00 / START.17:30
5月2日(土) 札幌KRAPS HALL OPEN.18:00 / START.18:30
5月4日(月.祝) 盛岡CLUB CHANGE WAVE OPEN.17:00 / START.17:30
5月5日(火.祝) 仙台MACANA OPEN.17:00 / START.17:30
5月6日(水.祝) 山形昭和セッション OPEN.17:00 / START.17:30
5月9日(土) 長野JUNK BOX OPEN.17:30 / START.18:00
5月10日(日) 名古屋CLUB QUATTRO OPEN.17:30 / START.18:00
5月16日(土) HEAVEN'SROCKさいたま新都心VJ-3 OPEN.18:00 / START.18:30
5月17日(日) 横浜BAYSIS OPEN.17:00 / START.17:30
5月23日(土) 浜松FORCE OPEN.17:30 / START.18:00
5月24日(日) 心斎橋BIG CAT OPEN.17:30 / START.18:00
5月30日(土) 郡山♯9 OPEN.17:00 / START.17:30
5月31日(日) 新潟GOLDENPIGS RED OPEN.17:00 / START.17:30

6月の一般発売は3/28〜
6月6日(土) 高松DIME OPEN.17:30 / START.18:00
6月7日(日) 徳島club GRINDHOUSE OPEN.17:00 / START.17:30
6月10日(水) 広島ナミキジャンクション OPEN.18:30 / START.19:00
6月12日(金) 福岡DRUM Be-1 OPEN.18:00 / START.18:30
6月13日(土) 熊本Be-9 V2 OPEN.17:30 / START.18:00
6月14日(日) 鹿児島SRホール OPEN.17:00 / START.17:30
6月20日(土) 神戸VARIT. OPEN.18:00 / START.18:30
6月21日(日) 滋賀U☆STONE OPEN.17:00 / START.17:30
6月27日(土) 高崎CLUB FLEEZ OPEN.17:30 / START.18:00

※7月の詳細は近日発表
7月4日(土)  福井CHOP   
7月5日(日)  金沢AZ
7月11日(土)  甲府KAZOOHALL
7月12日(日)  本八幡ROUTE14
7月18日(土)  岡山IMAGE
7月19日(日)  奈良ネバーランド
7月20日(月.祝) KYOTO MUSE
7月25日(土)  TSUTAYA O-EAST

■えんそく 最新情報

【リリース情報】
2015年4月8日(水)発売予定 ※2015年4月4日高田馬場CLUB PHASE公演にて先行販売予定
FORCE MINI ALBUM 『えんそくの大予言』
TRKY-0017 ¥2,400(tax in)

【ライブ情報】
えんそく東西12ヶ月連続ワンマン「狂い咲きハルマゲドン」in 高田馬場CLUB PHASE&大阪心斎橋VARON
東京
高田馬場CLUB PHASE
2015年
4月 4日(土)
5月 9日(土)
6月13日(土)
7月18日(土)
8月15日(土)
9月19日(土)
10月24日(土)
11月21日(土)
12月19日(土)
2016年
1月30日(土)
2月20日(土)
3月12日(土)

大阪
心斎橋VARON
2015年
4月11日
5月16日
6月20日
7月25日
8月22日
9月26日
10月31日
11月28日
12月26日
2016年
1月23日
2月13日
3月5日