20日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では宮崎県でキャンプを行う福岡ソフトバンクホークス・工藤公康監督が生出演。ここまでの手応えやファンサービスについて語り、また一部の報道では調整が不安視されている松坂大輔についても言及した。

古舘伊知郎キャスターから「松坂投手については色々と厳しい見方も出てますよね？10勝できないんじゃないか。ピッチングフォームが不安定になってる」と質問を受けた工藤監督は「キャッチボールだけ見ればそういうふうに思われる方も多いんですけど」と切り出した。

しかし、工藤監督は「ブルペンで見たり、第一クール、彼が動いている姿を見た時に自分で考えて動くってことが大事だと思うんですね。言われるままやるという選手も若い人にはいるんですけど、彼ぐらい実績があると自分で考えてどうすれば良くなるか、悪いところも彼自身が理解した上で僕はやってると思ってたんで。それを第一クールで見た時にこれはしっかり考えてやってるから第二クール、第三クールって進めば進むほど調整はできてくるだろうと。あまり不安には思わなかった」などと語り、問題なしとした。

それでも古館キャスターから「6回まで3失点あたりまで抑えておいて、あとはソフトバンクの強力打線があるのでそこがフォローアップに入るから大丈夫みたいな。嬉しいような嬉しくないような見方もある」と指摘されると、「ピッチャーは先発、完投を目指してやってほしい。決して6回でいいとは思ってないです」と反論した工藤監督。21日に行われるオリックスとのオープン戦におけるサインについて話が及ぶと、「（サインは）僕が出します。難しいです。触る場所とか色々考えなきゃいけない。単発で触ってしまうと相手にも分かってしまうので鏡の前で毎日1時間練習してます」と笑った。