血糖値管理は「ワンタッチ」で!自分で簡単に検査できる測定器

写真拡大 (全4枚)

1月23日、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は糖尿病患者向けの自己検査用グルコース測定器『ワンタッチベリオビュー』の販売開始を発表した。

『ワンタッチベリオビュー』の特徴は、非常に少ない血液量で測定できるため被験者の負担が軽減できることや、計測結果の表示が従来製品に比べ格段に見やすくなったこと、そして後述する『ふりかえり機能』が搭載されたことだ。

被験者の負担を軽減した測定技術

最も大きな特徴は、血糖値の測定に必要な血液量が従来モデルの半分以下となる0.4μL(0.0001mL)以上という少量となったことだ。水滴が0.05ml程度(条件により変わる)だとすれば、いかに少量であるかわかる。

これはジョンソン・エンド・ジョンソン独自の測定技術『SmartScan Technology』により可能になったもので、5秒間に電子量を500回検出し、ヘマトクリット(血液中に含まれる赤血球の割合)の影響や干渉物質の影響を補正し測定結果を出すのだという。

具体的な計測手順としては、専用の穿刺器具によって指先から僅かな量の血液を出し、そこに『ワンタッチベリオビュー』の先端に取り付けられた使い捨てセンサーを触れさせれば良い。

もう一つの特徴である表示の改良は、大きなカラー画面に明瞭な文字が表示されることや、カラーグラフが表示されることで、測定結果が見やすくなったことだ。

そして自分の血糖値がうまくコントロールできているかどうかを確認し易いように、『振り返り機能』が搭載された。

これは直近7日間や30日間の血糖値の推移をグラフや表で表示する機能だ。3色の棒グラフや時間帯レポートにより、自分の生活習慣を見直すヒントとなる。また、食前食後のタグ付けを行うことができるので、食前と食後の血糖値の傾向も把握できるようになっている。

血糖値は自己管理する時代へ

本体価格は8,500円(税別)で、交換用の検査キットは25枚入りが3,500円(税別)、30枚入りが4,200円(税別)。血糖値が気になっている人は、自己管理のためにも購入を検討されてはいかがだろうか。

なお、『ワンタッチベリオビュー』を使用する際は、医師による血糖値指標の目標範囲設定が必要だとしている。また、使用方法については同社サイトで動画として紹介されているので、参考にされたい。

【関連記事】

※ 埋め込み型ダイエット!? この装置を使えば痩せられるはず

※ 血糖値は「タトゥーシール」で計測すると楽になる

※ 次世代自動車の本命はPHVなのか?

※ 次世代のイヤホンにはダイエット機能がつくかも

※ PCを徹底的に小型化したらマウスの中に入っちゃった!

【参考・画像】

※ ワンタッチウルトラビュー

※ 糖尿病の自己検査用グルコース測定器「ワンタッチベリオビュー」誕生 - ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社