意外とネットだけでなんとなる?!Chrome OS搭載ノートパソコン「ASUS Chromebook C300MA」をじっくり使ってみた【レビュー】
バレンシアオレンジが印象的なChromebookを使ってみた

Google(グーグル)が開発するWeb技術をベースにしたプラットフォーム「Chrome OS」を採用したASUSTeK Computer(以下、ASUS)製Chromebookノートパソコン「ASUS Chromebook C300MA」(以下、C300MA)の第2回目のレポートを行う。

前回はC300MAのASUSオンラインショップ限定販売モデル「バレンシアオレンジ(英語キーボード)」(税込販売価格32,184円)の外観について紹介したが、今回はChromebookでどんなことができるのを紹介していく。なお、日本語キーボードモデルは家電量販店等で39,740円(税込)で販売されている。


ChromebookはPCにログインするための専用アカウントではなく、グーグルアカウントでログインする。起動するとWindowsやMac OSのようなデスクトップ画面が表示される。画面左下にはアプリのアイコンが並び、右下には時計やWi-Fiなどのステータスアイコンが並んでいる。

ディスプレイの解像度は1366×768ドット、アスペクト比16:9となる。


画面左下のボタンをクリックするとスマートフォンのアプリ一覧のようなウィンドウが表示される。これはChromeブラウザの拡張機能やブックマークのようなものだ。


右下のステータスバーをクリックすると簡易設定ウィンドウが表示される。「設定」の項目はChromebookの設定ではなく、基本的にChromeブラウザの設定である点が「なるほど、そういうことか」と後から納得してしまった。その他、Bluetooth設定でBluetoothスピーカーとのペアリングも可能だ。


Chromeブラウザは音声による検索にも対応している。キーボードがあるので文字入力は簡単だが、キーボードに慣れていない初心者や子どもでも操作できる便利な機能だ。


YouTubeアイコンをクリックすると、当たり前だがYouTubeの視聴ができる。本体に搭載されたステレオスピーカーとフルスクリーン表示した際の13.3インチの画面サイズは動画視聴に丁度良いと感じた。

ストリーミング画質はFHDなら問題なく再生可能だった。


特に設定することなくradikoでインターネットストリーミングラジオの聴取もできた。もちろんradikoを聴きながら新しいタブでwebブラウジング可能だ。


そして、Googleマップもごく普通に使え、拡大縮小・スクロールなども可能だ。


Google Earthによる3D表示にも対応しておりランドマークの確認なども行える。

C300MAには16GBの内蔵ストレージがあるが、基本的にはクラウド上のデータにアクセスしてブラウザベースで編集するという使い方が主となる。

とはいえ、SNSやブラウザアプリに画像をアップロードする際に使用するファイラーは、ローカルもしくは「Google ドライブ」にデータがあることを求めてくるため、クラウド上に散らばったデータを一度どこかに集める必要がある。


dropboxやGoogle+フォトなどはブラウザベースでダウンロードをサポートしているので、必要なデータをローカルもしくは保存設定でGoogle ドライブの指定フォルダにダウンロードしておく。


Google+にバックアップされたスマホの写真をダウンロード



ダウンロードした写真をWord Onlineに挿入

こうすることで、マイクロソフトOfficeの「Word Online」にローカル・Google ドライブか画像の挿入が可能となる。


ブラウザ向けの音楽制作ツール「AudioTool」もC300MAで問題なく動作した。トラック数が増えると負荷が多く掛かるがChromebookによる音楽制作の可能性が見えた。

TwitterやFacebookなど日常よく使うものはもちろん動作するので、使ってみるとChromebookでスマホやPCでやっていることはほとんど済んでしまうことに気付かされた。バッテリーの持ちも良いし、スリープからの復帰もスマホ並みに高速でストレスなく使える。

ただ、ネットに繋がってないと何もできないので外に持ち出す場合など要注意だ。

次回は、日本語キーボードモデルについてレポートしていきたいと思う。

記事執筆:mi2_303


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