日本時間21日、セリエA第3節の1日目。本田圭佑が所属するミランは本拠地サン・シーロでユベントスと対戦するも0-1で敗れた。

だが、ここまで2試合連続ゴールを決めるなど好調を維持する本田。そんな折、同20日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では「本田の進化“足が速くなった?”陸上・朝原が走りを分析」と題し、元陸上選手・朝原宣治氏が本田の走力について語った。

セリエA開幕戦(ラツィオ戦)では相手DFをスピードで振り切り、第2戦(パルマ戦)でもクロスに合わせて瞬時にゴール前へ詰めるなど、走力の向上を感じさせている本田。その初速と改善後の走り方を絶賛した朝原氏、主なコメントは下記の通りだ。

●昨季の走り方
「肩と骨盤がかなり揺れている状態。走りに余裕がない。大きく(身体を)捻じりながら走ってる。地面に加える力が捻じることで加わりにくくなります」

●今季の走り方
「(走り方が)安定していますね。うまく地面に力が伝わっている感じがします。初速の違いかなと思います。地面に(足が)着いた時に捻じれがあまりないので地面に力が加わってそれが推進力を生んでいる。フィジカル的なトレーニングを本田選手もかなり取り入れて徹底的にやっていると思う。その効果が出てきているような身体の使い方」

●パルマ戦のヘディングシュート
「ボールを追いかけて7、8割で走っている姿勢とかポジションがすごい綺麗。ダッシュする時もああいう形でいけるとすごくスムーズになるんじゃないか」

●本田の足はまだ速くなるのか?
「ダッシュだったら全然可能。陸上選手の中でも一冬超えたら動きが変わってる選手もいる。力がついたというよりは全体的に身体をコントロールできるほうがパフォーマンスが上がる」