150cmの巨大ヒップが自慢のタチアナさん(画像はdailystar.co.ukのスクリーンショット)

写真拡大

米フロリダ州マイアミに、70cmにも満たなかった極細のヒップを、シリコン注入により150cmもの巨大サイズにふくらませ、ゴージャスな生活を手に入れたと豪語する女性がいた。英メディアの取材に「失敗例も多いけれど私のような成功例もいる」と話し、物議を醸している。

モデルのような華奢な体型より、ボリューム感のある女性がセクシーだと言われるアメリカ。特に大きなヒップには絶大な支持が集まるものである。そんな中、マイアミ在住のタチアナ・ウィリアムズさんという42歳の女性は、シリコンを繰り返し注入することにより巨大なヒップを手に入れた自らの経験を、英メディア『Barcroft TV』にこう語った。

「必死で貯金し、ヤミで美容整形を行っているところに通ったわ。費用は1000万円以上、おまけに20年もかかったのよ。」

タチアナさんは本名をコリーという。男の子として生まれ育ったが、ある時意を決して性転換手術を受けたトランスジェンダーで、同じような状況にある仲間とともに無我夢中でボディの大改造を図ってきた。ホルモン療法を受け顔の骨格をいじり、豊胸に続いては70cmにも満たない細いヒップにシリコンを注入する日々。ところがふと気がついた時、仲間は次々と体調不良を起こし、神経の麻痺を訴えていた。命を落としてしまった人も多いという。

「幸いなことに私は何の拒絶反応も起きていない。そこは神様にすごく感謝しているの。ニッキー・ミナージュだって多分、私みたいな方法であの豪快なヒップを手に入れたんだと思うわ。」

現在はマイアミでエンターテイナーとして活動しているタチアナさんだが、150cmものヒップを武器に裕福な男性からデートに誘われる日々を楽しんでいる。一緒に映画をみたり語り合ったりしたいのに、男性は彼女にすぐに“ベッドに行こう”と口にする。それが少しばかり不満だそうだ。

アメリカで頻繁に問題となっている、無免許でありながら美容整形外科クリニックを開業している“ヤミ医者”の存在。格安料金で尻や唇をふっくらさせる施術を行うため、利用者は少なくない。施術が成功して理想の体型やゴージャスな生活を手に入れ、しかも体に何のトラブルも発生しなかったタチアナさんのような幸運な例を知り、「私もきっと大丈夫。格安なら真似してみよう」いう女性たちが次々と現れているのが現状だ。拒絶反応で逝った仲間の死を無駄にしないためにも、また前途ある若者のためにも、タチアナさんからは“絶対にすすめない”といった発言が欲しかったように思う。

※ 画像はdailystar.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)