愛媛県が誇る“すごモノ”を販売する「えひめ逸品大使館」の認定証交付式を取材!

写真拡大 (全9枚)

ここ数年、インテリアショップなどで見かけることがめっきり多くなったのが、今治タオル。「今治タオルブランド」の認定商品となるのは、独自の品質基準をクリアした商品だけで、その確かな品質はJAPANブランドとして定着しつつある。使っている人も多いのではないだろうか。

私自身、今治タオルを最近愛用しているのだが、実際に使ってみると、本当に肌触りがよく、吸水性も抜群。リピーターが多いのもうなずける。赤×青×白で、日の丸をイメージしたようなブランドマークに、“imabari towel Japan”というシンプルなロゴも親しみやすく、かつオシャレ。(調べてみたら、ブランドロゴは佐藤可士和氏のデザインでした。なるほど!)

さて、その今治タオルを生んだ愛媛県では、ユニークな取り組みが行なわれている。今治タオルや砥部焼といった、愛媛発の彩と匠の技が融合した伝統工芸品などを“すごモノ”と呼び、それらを大都市圏で販売し、愛媛の魅力を発信しているお店を「えひめ逸品大使館」として認定しているのだ。

既に今年5月に、都内の5店が第1次認定を受けており、先日、新たに6店の第2次認定式が行なわれるというので、取材へ行ってきた。向かった店は、6店のうちのひとつで、JR有楽町駅の目の前、東京交通会館1階にある「タオル美術館」有楽町店。

お店に着くと、愛媛県のイメージアップキャラクターとしておなじみの“みきゃん”がお出迎え!

そして早速、中村時広愛媛県知事が「タオル美術館 有楽町店」のスタッフに認定証を贈る交付式が行なわれた。“みきゃん”も一緒にハイ、ポーズ!

認定証はこちら! 

ちなみに「タオル美術店」有楽町店は、愛媛県今治市内にある「タオル美術館 ICHIHIRO」のイメージを踏襲したショップで、主にグループ企業である「一広」の製造するタオルを販売している。

とてもこぢんまりしたお店だが、カラフルなジャガード織りが特徴的なオリジナルのタオルをはじめ、

バリエーション豊富な今治タオルの数々、

ライセンス契約し、製造しているムーミンをモチーフにしたタオル、

女性に人気の高い、俣野温子(Atsuko Matano)氏デザインのタオル、

そして、キュートなベビー向けのタオルなどを中心に、販売している。ここで購入したタオルには名前を刺しゅうできるサービスもあるので、プレゼントにもよさそう。

さらに、この日来店していたタオル美術館株式会社の営業本部長、泉野栄一さんの話を聞いて驚いたのが、愛媛県にある「タオル美術館 ICHIHIRO」のこと。敷地はなんと2万坪もあるそうで、美術館ではタオルの製造工程が見学できる他、40メートルのタオルや、タオルの原料である綿で作られた巨大なアイスクリームやケーキのオブジェが飾られていたり、ムーミンやAtsuko Matanoデザインのタオルアートコレクションの展示もあるとか!

他にも、タオル美術館オリジナル企画のタオル製品を販売するショップをはじめ、レストランやカフェ、四国の物産コーナーなどもあり。また、ムーミンガーデンと呼ばれる広大な庭園には、ムーミンと仲間達のブロンズ像とともに、四季折々に咲く花や果実が楽しめるという。

タオルをテーマにした「タオル美術館」。いつか必ず行ってみたい! と、すっかり心を奪われてしまった。気になる方はぜひ、ウェブサイトをチェックしていただきたい。

ところで今回、第2次「えひめ逸品大使館」に認定されたのは「タオル美術館」有楽町店の他、丸栄タオルの直営店「今治浴巾」丸の内店と銀座店、昭和2年創業の村上タオルの直営店「タオルワークス イット ドット」東京スカイツリータウン ソラマチ店、約5300点の商品をそろえる、千葉県の「砥部焼の店 山椒房」、今治タオルメーカー約20社の商品を扱う「伊織」鎌倉店の計6店。

今後、第3次認定式も期待できそう。タオルだけでなく、愛媛県が誇る逸品に今後も注目していきたい。
(田辺 香)