『ルービックキューブ ライト』6500円+税。(C)1974 Rubik’s(R) 
Used under licence Rubik’s Brand Ltd. All rights reserved.www.rubiks.com

写真拡大

以前、コネタで紹介した『テトリスライト』を企画したイギリスのパラドン社から、今度は『ルービックキューブ ライト』が発売された。既に日本でも発売中だが、輸入元のパドルビーによると、3月に商品ができてから、パラドン社はイギリス国内と世界各国に、既に10万個を超える商品を販売したそう。これは『テトリスライト』を上回る人気ぶりだという。さすが、80年代に一大ブームを巻き起こして以来、根強い人気を誇るだけある。

ルービックキューブ ライト』のすごいところは、照明として使えるだけでなく、通常のルービックキューブと同じように、動かして遊べるところ! 本体は12cm×12cmと、通常よりちょっと大きめで、存在感もばっちり。動画を見たい方はこちらでぜひ!


ルービックキューブ ライト』についていろいろ聞きたいとお願いしたところ、パドルビーを介して、パラドン社の広報に取材が実現したので、さっそくご紹介!

――『ルービックキューブ ライト』を企画したきっかけは何だったのでしょう?
最初にアイデアを思いついたのは、弊社のマネージングディレクターがたまたまルービックキューブで遊んでいたときのこと。ライトを中に入れてみたらどうか、と思ったところから始まりました。

――制作にあたって、こだわった部分はどんなところですか?
一番重要な部分は、やはり通常のルービックキューブと同じようにキューブをまわせるようにすることでした。それから、いかにスムーズにキューブを動かすことができるか、ライトが十分に明るくつくか、また、光が均等に分散されるか、などを考察していきました。

――制作で苦労した点はどんなところですか?
内側にある電気部品をうまくフィットさせる方法、そして、キューブの動きに影響することなく、この電気部品からパワーを送る方法です。なんとか解決できましたが大変でした。

ちなみに、『ルービックキューブ ライト』には、リチャージャブルバッテリーが内臓してあるため、付属のUSBコードで電源と本体をつないで充電する方法がひとつある。その場合、1回の充電で約2時間は点灯するので、十分、暗い部屋で遊ぶことができる! 

また付属のUSBコードを繋ぎ、電源から直接電力を供給すれば、照明として連続使用することも可能とのこと。

――完成したこの商品ついて、どんな感想をお持ちですか?
私自身、子どもの頃からオリジナルのルービックキューブが大好きでしたし、今回のライトも素晴らしいと思います。プレイしていないときも、部屋にあるだけでとてもいい雰囲気を醸し出してくれる。そこがまずお気に入りですし、ライトアップするときは、色の組み合わせのパターンを自由にアレンジして楽しんでいます。

――ちなみに、どんな層を主なターゲットにしているのでしょうか?
ルービックキューブは、特別なブランドです。初めて出会う若者世代から、30年以上前にルービックキューブで遊んできた世代まで、その人気は本当に幅広い。つまり、どんな人にもアピールするんです! 国別でいうと、今のところはオーストラリア、アメリカ、そしてイギリスでの需要が大きいですね。

ルービックキューブに親しんでいた子どもの頃は、ライトになるなんて誰も考えてもいなかったと思うけれど、『ルービックキューブ ライト』は遊べるだけでなく、実用的なところもポイントが高い。これからますます世代を超えて、人気が高まりそう!
(田辺 香)
※『ルービックキューブ ライト』に関するお問い合わせは(株)パドルビーへ。