シャンプーに浅草海苔を含んだ!?

写真拡大

頭髪のボリューム、一本一本の毛の太さ、その他諸々が気になるようになってから、シャンプー選びも気をつかうようになりました。ハッキリ言って、それなりのものを使ってます。
多くのシャンプーがテレビCMでもバンバン放映されているし、ネットも最大限に駆使して探しまくりましたもん。結果、私が現在使っているのは「インディアンシャンプー」なる一品。だって、「インディアンにハゲはいない」って聞いたことあるし!
……が、まだシャンプー探しの旅は終わらない。良さそうなのがあれば、とりあえずは試してみたい。

というわけで、新たな逸品を発見しました。今、こんなシャンプーがあるらしい。サロン向け化粧品製造会社「タマ美容化学」(台東区)が開発したのは、その名も『海苔シャンプー』。浅草海苔の成分を生かし、生まれたシャンプーだそうです。
「かつて浅草周辺は海苔の産地であったことから、町おこしになるよう浅草海苔エキスを製品に配合し、浅草のお土産としても喜ばれるような基材とラベルデザインに仕上げております」(担当者)
近年、台東区で町工場や職人の技を生かした町おこしが盛んに企画されており、同社もその波に乗った形。「下町・台東区を盛り上げていこう!」と思い立ち、店舗を構え、自社の良品を一般ユーザーにお届けする試みを始めたという。

ところで、根本的な疑問があります。浅草海苔の何がどうシャンプーに生かされるのか、全く想像つかないんですけど……。
「海苔エキスは“保湿効果”がとても優れており、傷んでパサついた髪に潤いを与えます。さらにオリーブ油など配合されている25種類程度の植物オイル・エキスが髪へのビタミン補給をし、海苔エキスで蓄えられた水分にふたをします。これで、一日中艶やかな髪に仕上がります」(担当者)
また、ヘマチンが配合されているため、ダメージ補修も期待される製品だそう。泡立ちや汚れを落とす界面活性剤を植物由来にすることで、洗髪時の髪と頭皮への日々のダメージ緩和を目指している。

そんな、『海苔シャンプー』の洗い心地は?
「海苔エキスやトリートメント成分がリッチなため、トリートメントを使用しなくてもいいくらいなめらかな洗い心地です。トリートメントでベタつきすぎてしまうお客様は、シャンプーのみでご満足していただいております」(担当者)
そこまで言われたら、黙ってられない。商品を取り寄せ、実際に試してみました!

はい、届きました。では、手のひらにシャンプー適量を落とします。心なしか「海苔」をほうふつさせる色合いになっている気がする。これをよく泡立てて、頭皮をマッサージするようによく洗います。あぁ〜、サッパリする! いい香りだし。結構、大胆な量を使って泡立たせ、頭皮を奇麗にしてあげるといい気がします。……もう、頃合いかな? では、ぬるま湯で十分に洗い流します。
じゃあ、ドライヤーで乾かしますね。……おぉ、指通りが良い。トリーメント、使ってないのに! スルーっと、なめらかになりました。髪が生き返った!?
「シャンプー・トリートメントの本当の効果が表れるのは数カ月先なのですが、海苔シャンプーを使用した方々からは『髪にハリ・コシが出た』、『やさしい洗い心地だ』、『髪にツヤが出た』といった声が寄せられています」(担当者)

ちなみにこのシャンプーは今年の5月23日より発売されており、トリートメントとアウトバストリートメントも同時発売されているとのこと。価格は、シャンプーが1,800円、トリートメントが2,200円、アウトバストリートメントが2,500円。同社の直営店舗にて購入できます。
「幅広い年齢層の女性に受け入れられています。おしゃれを気にする女子大生や見た目も美しいキャリアウーマン、年を重ねるごとに弱る髪を気遣う中高年の方など、さまざまです。奥さまへのプレゼントとして購入される男性もいらっしゃいました」(担当者)

それにしても「美容製品」と「町おこし」が、こんな形でつながるとは思わなかった!
「余談ですが、体重が130kg近くあるクマさんのような社長(父)が大鍋で火にかけながらシャンプーを開発し、金銭面は前社長(母)が管理し、社員(娘)が微生物学・医学をもとに開発営業を行うストーリー性が、下町っぽくていいなぁと思っています(笑)」(担当者)
(寺西ジャジューカ)