【レポート】何かを間違っているデカ盛り、静岡県にはタワーのような海鮮かき揚げ丼が!
静岡県にはタワーのように高くそびえたつかき揚げ丼があるという。そのあまりの迫力に、テーブルに登場した瞬間からカメラのシャッターをきる人が続出というが、果たしてどんな丼なのだろうか?
○かき揚げ:丼の器 =3:1に
その丼を提供しているのは、静岡県沼津市にある「魚河岸丸天」。新鮮でお値打ちな海鮮を満喫できると評判の店だ。人気商品は「海鮮かき揚げ丼」(1,100円・税別)。丼の約3倍ほどの高さを誇るかき揚げがどっかりと腰を据えた驚異の丼だ。
「先代のオーナーが、『他では絶対食べられない、安くてボリューミーな料理でお客さまを驚かせたい!』との想いから試行錯誤して作ったメニューなんです。かき揚げは専用の器具で作っているんですが、はじめのうちはなかなか思った通りのものが仕上がらず、何回も失敗を繰り返していました」。そう教えてくれたのは、魚河岸丸天「みなと店」店長の坪井徹さんだ。
坪井さんによると、先代オーナーのもくろみ通り、この巨大かき揚げ丼は今でもお客さんたちを日々驚かせているという。「あまりの大きさに言葉を失うお客さんもいるんですよ。それに、携帯やデジカメで写真を撮る方も大勢いらっしゃいますね」。
○エビやホタテがぎっしり!
注文するのは、主に20代から30代の若い客で、ダイバーやツーリング中のバイカー、大学生など。料理はシェアしてもOKなので、みんなで和気あいあいと楽しみながら食べる人が多いそう。また、食べ残した場合は、店で用意しているパックにいれて持ち帰ることもできるそうで、定食物などにプラスして注文する家族連れやカップルもいるという。
「持ち帰り前提で注文される女性もいますね」と坪井さんが教えてくれたが、新鮮な具材を使っているため、持ち帰ってからでも十分おいしいに違いない。
「かき揚げには、駿河湾でとれるトロールエビの他、桜エビやホタテの貝柱、玉ネギ、葉ネギなどが入っています。玉ネギの甘みとエビのプリプリ感はやみつきになりますよ。桜エビの香りとホタテから出るうまみも、おいしさUPの決め手ですね」。
店にはその他にも、8種類のネタが豪快に盛り付けられた「魚河岸丸天丼」(あら汁付きで1,560円)、製法特許を取得している「まぐろのテールシチュー」(1,200円)などの豪華メニューがそろう。来店の際は、撮影用のカメラ必携でどうぞ!
※記事中の情報・価格は2014年5月取材時のもの
(観月陸)