そして『A列車で行こう3D』でも、開発される列車の数が大幅に増加し、輸送状況にあわせた列車を保有することができる。また自由に配色できるのもうれしい限りだ。


電車だけでなく、貨物、路面電車も豊富なバリエーションがあるのが嬉しい。さらに『時代』に合わせて蒸気機関車、ディーゼル車も登場する。電車の歴史は、絶え間ない技術革新に支えられているのだ。


最後に話を聞いてみたのは、実際に路面電車の時代から街と共に発展してきた、京急電鉄の広報課、飯島 学さんだ。
「鉄道は安全が第一ですが、旅客輸送としては、未来ではお客さま一人ひとりがより快適にご乗車いただけると良いですね。例えば車内温度も現在は個人差があるため大変苦労していますが、その人だけに合った温度になったり、駅や車内のアナウンスも、人によって聞こえる内容が違うなど、様々な方法があるかもしれません。」


飯島さんのアドバイスを聞いて、試しに暑がり用、寒がり用の車両を考えてみた。

車内温度を車体の色で表現して、自分に合う温度を選べるようにする。弱冷房車はいまでもあるが、未来では、より一人ひとりにあった快適なサービスが期待できそうだ。

飯島さん「鉄道車両の設計で難しいのは、車両は長持ちするので、最新の車両と、旧型の車両が混ざって運用される所です。一気に車両を変えることは難しいので、かなり先を見て計画をしています。2030年は計画の射程内ですね。2100年くらいじゃないと、空想はできません(笑)。」

ちなみにゲーム『A列車で行こう3D』でも、時代と共に、列車や建物が老朽化していくので、計画的に新型車両や大型建造物に置き換えていくというリアルな運営を体験できる。


さらにモードによっては、どの時代からゲームを始めるかを自由に選べるのが嬉しい。自分が生まれた年代から遊ぶと、昔の光景を思い出して楽しそうだ。


飯島さん「私も随分このゲームをやっていましたが、さらにリアルに鉄道経営を再現していますね。「鉄道が街を作る」っていうテーマが嬉しいですね。私達もそう願って日々働いています。」

「未来の鉄道を作るのは子どもたちです。だから子どもが電車をもっと好きになって、鉄道のある街の未来を想像してほしいですね。」と飯島さんは言う。

実際に、子どもが電車とふれあうイベントを沢山企画されていて、次の絵は「未来の京急電車、仮称2200形?へのアイデア募集」という企画で沿線の小学生が描いてくれたものだ。

カワイイ文字だが、内容は専門的だ。「色は京急の赤と、三浦半島の夕日のオレンジと、海の青。3ドアで非常扉を前に配置し、都営浅草線に乗り入れ可能。座席は、スカイツリーやJRとの競争、三浦半島の大自然が楽しめるよう、窓向きのクロスシートを左側に4つ配置します」など、小学生とは思えない高度なコメントが列挙されている。

さらに「僕は京急の800形モーター音が好きです。」と書いてあり、まさしく未来の鉄道を作るだろう子どもがここにいる。さらに今の子どもは、ゲームでリアルな鉄道経営を学べるのだから頼もしい。

さて、以上4名のキーパーソンの声を聞いたが、様々な未来はいかがだったろうか、みなさんの明るい電車の未来を聞いていると、どれだけ悲惨な未来が待ち受けていたとしても、なんとかなる気がしてきた。


子どもでも遊びながら鉄道経営を学べる『A列車』。そして子ども達が未来の鉄道を作り、その鉄道が街を作る。そうであれば、このゲームは実際に街を作っているのかもしれない。

『A列車で行こう3D』は、本日2月13日(木)に発売される。1960年代から未来に向けて、鉄道と街の発展を体験できるこのゲームには“なつかしい未来“が詰まっている。このゲームの詳細を知るには、まずは公式サイトをチェックして欲しい。
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■関連リンク
『A列車で行こう3D』公式サイト



※1 参考:三浦展著『データでわかる2030年の日本』
※2 ウィキメディア・コモンズより。
写真撮影:舛元清香 企画・文章:谷口マサト