厚生労働省が発表した2013年11月の毎月勤労統計調査（速報、事業所規模5人以上）によると、製造業の残業時間が5カ月続けて前年同月を上回ったことがわかった。

　11月の製造業の残業などの1人当たりの所定外労働時間は前年同月比11.8％増の16.2時間で、5カ月続けて前年同月を上回った。製造業の所定外労働時間が前年同月比10％を超える増加となったのは2012年5月以来。

　産業全体の所定外労働時間は、前年同月比5.7％増の11.1時間だった。

　一方、11月の1人当たりの現金給与総額は前年同月比0.5％増の27万6601円。2カ月続けて前年同月を上回った。

　現金給与総額のうち、所定内給与は24万2755円（前年同月と変わらず）、所定外給与は1万9814円（同4.7％増）、賞与や手当などの特別に支払われた給与は1万4032円（同2.4％増）となっている。

11月の有効求人倍率1.00倍で6年1カ月ぶりの1倍台､失業率4.0％で横ばい
正社員不足さらに強まる､中途採用続く
人材採用の専門誌が評価する「人材コンサルティング会社」

「日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。