内田フル出場のシャルケ、守護神のミスが響きチェルシーに完敗

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 チャンピオンズリーグ・グループステージ第4節が6日に行われ、グループEではチェルシーと日本代表DF内田篤人の所属するシャルケが対戦した。内田は右サイドバックで先発出場している。

 立ち上がりからリズムを掴んだのはアウェーのシャルケ。球際で激しさを見せて縦に速い攻撃を展開すると、5分には内田の折り返しからユリアン・ドラクスラーが右足で合わせる。直後にはアダム・サライにもシュートチャンスが訪れるなど、積極的な姿勢でチェルシーゴールに迫った。

 シャルケは守備面でも集中したプレーでチェルシーの攻撃陣を封じる。20分にはペナルティーエリア手前からアンドレ・シュールレに直接FKでゴールを狙わるピンチを迎えたが、GKティモ・ヒルデブラントの好セーブで失点を許さなかった。

 ところが31分、一瞬のミスからシャルケは失点を喫してしまう。ボールを転がしながらパスの出しどころを探していたヒルデブラントに対し、サミュエル・エトーが猛烈なプレッシャーをかける。ヒルデブラントは慌ててロングキックを蹴るが、スピードを上げて詰め寄ったエトーの足にボールが当り、そのままゴールへと転がった。負傷離脱したフェルナンド・トーレスに代わって1トップに起用されたエトーが期待に応え、チェルシーが先制点を奪った。

 リードを手にして落ち着きを取り戻したチェルシーは54分、中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛け、最後はエトーが冷静に右足でシュートを決めて追加点を奪う。その後も反撃を試みるシャルケに対し、カウンターから幾度となくチャンスを作り出すと、83分には途中出場のデンバ・バが3点目を奪取。試合はこのまま終了を迎え、2ゴールを奪ったエトーの活躍もあり、チェルシーが3−0で勝利を収めた。なお、内田はフル出場している。