新戦力として期待されているプレイヤー、柿谷曜一朗  (撮影:二宮渉/フォート・キシモト)

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14日、宮城スタジアムでは、サッカー・キリンチャレンジカップが行われ、日本代表とウルグアイ代表が激突した。

ブラジル、イタリア、メキシコを相手に3戦全敗を喫した先のコンフェデ杯に続き、世界有数のナショナルチームと対戦した日本代表は、柿谷曜一朗をワントップで起用するなど新たなチャレンジに踏み出すも、結果は2-4と完敗。コンフェデ杯の課題にもなっていた守備面での不安は一層増すことになった。

同日放送の日本テレビ「NEWS ZERO」にて、サッカー解説者・北澤豪氏が試合を振り返った。「これまでのメンバーと新戦力の融合がポイント」と切り出した北澤氏だが、試合内容には「特にコンフェデで大敗したところとあまり変わってない。世界との差が埋まっていないんじゃないか」といった見解を示した。

さらに「大敗した対策っていうのはなかった。メンバーもディフェンス陣もほとんど変わってないですし、システムも変わらない。特に日本が攻めていた時の守備に切り替わったところ。攻めてるんだけど、1本のパスで点を獲られてしまう。攻めに行った分、やられてしまう」と説明した北澤氏は、日本代表の今後について訊かれると、「変化が必要だと思うんです。メンバーを替えていく。4バックでやってますけど、3バックにするとか。何らかの変化、違いを見せていかないと。あと強豪相手には守備の人数を一人増やすのも必要なんじゃないかなと感じました」と語る。

また、柿谷の起用については、「テクニックがあるので日本のパスサッカーには融合できたと思う」としながらも、「ただ、化学反応は起きなかった。彼の良さは活かされなかった。バリエーションは増えなかった」としている。