子持ちの友人から「ぜったい産むべき」と言われたときのかわし方9パターン
こちらの事情を顧みることなく、無邪気に出産を勧めてくる友人。プライベートな領域にズカズカと入ってくる人間性に疑問を感じつつも、キツくは言い返せないのが実際のところではないでしょうか。そこで今回は、20代から40代の既婚女性500名に聞いたアンケートを参考に「子持ちの友人から『ぜったい産むべき』と言われたときのかわし方」をご紹介します。



【1】「子どもができない人はどうしたらいい…?」と真顔で質問し、反省してもらう
「『ハッ!』という顔したあと『ごめんね、ごめんね』の連呼。さすがに懲りてくれたかな?」(20代女性)というように、返答に詰まる質問をぶつけて発言を振り返ってもらうと効き目がありそうです。会うたびにしつこく言い募る友人には、一度ぐらいキツめのお灸を据えてもいいでしょう。


【2】「それって、結構デリケートな問題だよね?」などと言って友人を牽制する
「人の部屋に土足で入るのとなんら変わらないって理解してほしい」(30代女性)というように、出産に関する問題は軽はずみに口にすべきではないと強調する人もいます。たとえ親友でも、踏み込んではいけない領域があることを理解してもらいましょう。


【3】「義母にもよく言われる…」などと言いながらウンザリした表情を見せる
「思わず『クソババア(姑)もしつこいんだよね!』と漏らしたら、友人が黙ってしまった…」(20代女性)というように、憎き相手からも同じセリフを聞かされていることを、嫌悪感たっぷりに伝えるのもいいでしょう。ため息まじりに話すなど、多少大げさに振る舞っても罰は当たらないかもしれません。


【4】「傷つく人もいるから、言わないほうがいいよ」とやんわりたしなめる
「もう無理かもと思って涙することもあるのに…。でも本音は言えないから、第三者の意見っぽく伝えた」(30代女性)というように、誰でも簡単に子宝に恵まれるわけではないとわからせる人もいます。あくまで一般論として話せば、気まずい空気になるのを避けられるでしょう。


【5】「夫がほしがらないんだよね」などと、自分以外に原因があると伝える
「私にその気がないとわかったら絶対に改心させようとするはず。そうなると面倒」(30代女性)というように、その場にいない夫のせいにして、上手に逃れる手もあります。「そのままでいいの?」と迫られたら、「夫婦間のことだから…」と話を終わらせてしまいましょう。


【6】「○○ちゃんみたいな子が生まれたらなー」などと言って友人の子どもの自慢話に移行させる
「人にすすめたいほど幸せなら、まずその話をたっぷり披露してもらいます(笑)」(30代女性)というように、話題を「相手の近況」にシフトさせるのもよさそうです。ひとしきり自分語りをさせてあげたら、満足してそれ以上の主張をやめてくれるかもしれません。


【7】「とはいえ授かりものだしねー」とお決まりの文句で逃げる
「そんなに都合よくできないのは、彼女だって知っているはず」(20代女性)というように、「授かりもの」「コウノトリの機嫌次第」など、神のみぞ知るというニュアンスの常套句でかわす人も。「たしかに、ほしいと思ってすぐに妊娠できるわけではない」と感じてもらえたら、しめたものでしょう。


【8】「できたら相談させてね」と、子づくり中であることをそれとなく伝える
「今まさに真っ最中だったと分かれば、他人にできることは見守ることだけでしょ」(30代女性)というように、「現在進行中」だと告げれば、第三者は静観するしかありません。もしも進捗を聞かれたら、「いくら友達でもそこまでは…」などと言って一線を引いたほうがいいでしょう。


【9】「でも大変でしょ? いつも辛そうだもの」と友人を見て感じていることを言う
「子育てでヒイヒイ言って、女を捨てている人に語られても説得力がない」(20代女性)というように、子どもがいる友人を見ても羨ましくないことをバッサリ伝えてしまう人もいます。それでも反論してくるようなら、「ごめん、平行線だね」と話を終わらせてもいいかもしれません。


妊娠・出産が容易ではないことや、他人にとやかく言われても困ることなどを話すと、友人も以降の発言を控えるでしょう。また、これを機に自分の価値観を人に無理やり押し付けてしまっていないか、わが身を振り返りたいところです。(外山武史)


【調査概要】
期間:2013年5月16日(木)から5月18日(土)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の既婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査