都内には還暦を過ぎたデリヘル嬢が30人から40人、なかには80代もふたり存在するとか!

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6月24日、大塚(東京)のデリヘルが摘発された。売春防止法違反で逮捕された女性経営者は、熟女専門デリヘル「シルク」など複数の店で売春を斡旋していた疑いがあるという。ここまでは、よくある風俗店摘発のニュース。

ところが、この一件、驚かされるのは関係者の年齢だ。女性経営者が63歳。客は82歳の自営業者。デリヘル嬢は64歳。店には最高齢73歳のデリヘル嬢も待機していた。

いくら熟女専門デリヘルといっても、どんだけ年寄りが売春に関わってんだよ! 逮捕された女性経営者は、「年配の顧客からリクエストされることが多く、“超熟”のコを雇っていた」と供述しているという。

風俗で熟女ブームが起きたのは今から7、8年前のこと。ちょうど日本中をデフレの波が襲い始めた頃だった。当時は30代の色っぽい熟女が王道だったはずだが、熟女系デリヘルの世界に何が起きているのか?

風俗取材歴20年のベテラン、布勢ゆき記者が解説する。

「摘発された『シルク』も12、13年前に営業開始したときは40代のデリヘル嬢がメインだった。しかし同業が増えることで競争が激しくなり、客のニーズのある高齢のデリヘル嬢を雇うようになったわけです。また、経営者やスタッフ、昔からの顧客も高齢化したことで、デリヘル嬢も高齢化するのは自然な流れだった」

布勢記者によれば、増えすぎた熟女デリヘルは、大きく3つのカテゴリーに分類できるという。

30歳から40歳の“半熟系”、40歳から50歳の“熟女系”、60歳以上の“超熟系”です。昔から“超熟”の店は存在しましたが、数年前からデリヘル嬢が“還暦”であることをウリにする“超熟系”が増えています」

デリヘル紹介サイトで“還暦”で検索をかけてみると、“還暦”デリヘル嬢が出てくる、出てくる。ちょっとだけ、彼女たちのコメントを紹介しよう。

「還暦を過ぎても身体はまだまだ甘くうずいちゃう」(A美)

「いくつになっても女は女。還暦過ぎても心は思春期真っ只中!」(K子)

「身体は老いを感じる年になっても、みだらな気持ちはとどまるところを知りません」(M代)

にわかには信じ難い話だが、世界に先駆けて高齢化に突き進む日本では、超熟女風俗が幅を利かせ始めているのだ!
■本誌タケダ、超熟フェラに10秒で昇天!

「どんな超熟デリヘル嬢が働いているのか、やっと調べがつきました!」

なんとも頼もしい発言をするのは本誌2年目タケダではないか!

「新宿の『××お母さん』って店のしのさん(仮名・自称58歳)と70分1万8000円(ホテル代別)で接触に成功しました」

接触って、遊んできただけだろ。で、58歳相手でタケダのジュニアは役に立ったのか?

「もちろんです! 本人は女優の池波志乃に似ていると言っていました。その女優さんのことはまったく知りませんが純和風の元美人です。もぉ〜、フェラがうますぎて10秒もしないうちに発射ですよ。これまで人生で味わった最高のフェラかも。ちなみに本番はナシでした」

ご立派! ほぼ還暦さんはなんでデリヘルで仕事を始めたって?

「しのさんは『うちの高2の息子のお母さんつながりで紹介されたの。ちょうど旦那も勃たたないし(20年セックスレスで不倫経験もなし)、息子も反抗期でストレスたまるし、息抜きにいいと思って。でもね、紹介してくれた奥さんは今、ぎっくり腰でお休み中なの(笑)』ってことでした」

なぬ、息抜きでデリヘルへ?

「100パーセント作り話でしょう。息抜きでデリヘル嬢になる人はいません。鶯谷あたりの昔からあるヤリ手ババアの店と違って、新宿周辺のデリヘルは経営者がしっかりしていて、客が喜びそうなストーリーをデリヘル嬢に教えるからです」(布勢記者)
ならば、還暦デリヘル嬢の実態をよく知る人物に登場願おう。マンガ家の東陽片岡氏は、熟女好きが高じて昨年わずか8ヵ月間ではあるが、熟女デリヘル「エステde片岡」を経営していた(赤字続きで閉店)。

「たまに応募があって、だいたいの人は採用しました。10年間日本全国の風俗を渡り歩いてきた人、ずっと手コキ専門店にいた人、数年前にデリヘル店に勤務したけど、その後は普通の仕事をしていて、またデリヘルに出戻ってきた人、元ソープ嬢でソープランドの講師もやっている人。ウチに来た人でシロウトはいなかったですね。彼女たちに共通するのはセックスが身近にあるせいか、全然枯れていない。還暦でもギラギラしているところです」

現在都内には還暦を過ぎたデリヘル嬢が30人から40人は存在するといわれているが、ほぼ100%風俗経験者のようだ。

「ソープあがりの人が多いですが、たいていマグロみたいな人ばかりです。たまにサービス精神旺盛な人が人気になるわけです。あと業界歴の長短にかかわらず、“風俗臭”のしない人がホステス的な接客術で人気がある。それでも月に6万から8万円稼げればいい程度。にもかかわらず長年の不景気のせいか足を洗えない超熟デリヘル嬢は年々増えています。しかし需要は限られているので、これからますます小さくなるパイを奪い合うことになります」(布勢記者)

数年前まで都内には皆無だった70代の超熟デリヘル嬢もすでに6人から8人に増えているようだ。

「私の知る限り、都内には80代もふたりいます。80歳と81歳です。高齢の彼女たちは毎日のようにデリヘルの待機所に顔を出します。客がつくことはほとんどありませんが、店が用意してくれるお茶やお菓子、時には賄いを食べながら、くだらない世間話をする。デリヘルが彼女たちのセーフティネットになっている面もある」(布勢記者)

超熟女風俗は、これから先、日本人の高齢化が進めば進むほど大にぎわいってことになるのかもしれない。こりゃ日本の未来は明るい……ワケねぇよなッ!

(取材・文/本誌タケダと超熟ハンターズ イラスト/東陽片岡)