台湾とフィリピン、相互調査開始=台湾漁船銃撃事件
(台北 27日 中央社)今月、台湾の漁船がフィリピン沿岸警備隊に銃撃され1人が死亡した事件で、台比双方は27日から相互調査を開始した。午前中にはそれぞれの調査チームが相手側に到着、5日間の予定で各種検証作業などを行う。
被害漁船が船籍を置く屏東県の地方検察官以下、内政部刑事警察局の鑑識など計8人の台湾調査チームは、事件を起こしたフィリピン公船および使用された銃の検査、録画と航行記録の検証、フィリピン司法当局が作成した調書の確認、関係者への独自の聞き取りなどを行う。
フィリピン調査団8人は、銃撃を受けた漁船の検査のほか、航路や弾道の確認などを進めるが、死亡した乗組員の遺体の検証は双方の法制度の違いおよび遺族の反対があり台湾側が認めなかった。
法務部では、司法協力による対等な相互調査により、責任の所在を明らかにしたいとしている。
【写真】 27日午前、マニラの空港に到着した台湾の調査団
(編集:高野華恵)
被害漁船が船籍を置く屏東県の地方検察官以下、内政部刑事警察局の鑑識など計8人の台湾調査チームは、事件を起こしたフィリピン公船および使用された銃の検査、録画と航行記録の検証、フィリピン司法当局が作成した調書の確認、関係者への独自の聞き取りなどを行う。
フィリピン調査団8人は、銃撃を受けた漁船の検査のほか、航路や弾道の確認などを進めるが、死亡した乗組員の遺体の検証は双方の法制度の違いおよび遺族の反対があり台湾側が認めなかった。
法務部では、司法協力による対等な相互調査により、責任の所在を明らかにしたいとしている。
【写真】 27日午前、マニラの空港に到着した台湾の調査団
(編集:高野華恵)