その後を任されたリリーフ陣では、タイガース打線を抑えることができないということもはっきりした。

開幕戦、どの投手も初登板という緊張はあっただろう。

タイガースにとっては天敵ともいえる館山をKOし勢いづいたところへの登板で、一気に飲み込まれてしまった。

この日の試合の結果は、今季のタイガース戦を予想するには、非常に参考になる一戦となった。

強力補強される前、昨年のタイガース戦でも同じような展開となることは多かった、他球団と試合では不調を極める攻撃陣がスワローズ戦になると一気に(c)を吹き返す。

マートン・新井らはその典型的な選手だった。

マートンには3安打、代打で出場の新井にもタイムリーを許し、去年までとなんら変わらない結果。

新加入の西岡にも3安打、売出し中の新2番大和には4安打と、1,2番に7安打1死球で8度も出塁をゆるしては試合にならない。

対するスワローズの1、2番は押し出しと犠飛で打点こそ挙げたがノーヒット。

強いタイガースに弱いスワローズという典型的な試合となってしまった。

まさに、今季のタイガース戦はこういう展開にならないようにという展開になった。

特別な開幕戦、終わってみれば144分の1とも言われるが、相手の売りを封じることができずの大敗は、今季の苦戦を予感されるには十分すぎる敗戦。

石川・八木の先発が予想される第2戦、第3戦、本拠地開幕で3タテスタートとならないことを祈るばかりである。